「本当にこの年齢なのか」と話題になる“年齢不詳のミドル女性”が急増している。この背景には、顔の印象を決める心理メカニズムからメイク技術の進化まで、複数の要因が絡んでいた。今、注目される“童顔美熟女”の実像に迫る──。
ニコッと笑う姿は20代女子にしか見えないが…
老けない童顔美熟女たち。なかでも若い年齢で時間が止まったような“時止め系”のネオ童顔美熟女が、TikTokなどの若者カルチャーに潜んでいた。
「お酒を買うときに身分証を求められたら『昭和生まれだぞ!』って見せてます」
そう話すのは、原宿のアパレルショップ店員兼モデルのコモレビヨリさん。ハーフツインの髪形と、手が隠れる“萌え袖”で口元を隠しながらニコッと笑う姿は20代女子にしか見えないが、なんと40歳!
「38、39歳のときはTikTokのタイトルにするのも中途半端で、早く40歳になりたかったんですよ。誕生日のときは『やっと40だー!』って嬉しかったです」
さぞかし美容を極めていると思いきや、化粧したまま寝てしまったり、食事制限もなく、運動習慣もまちまち。ポテンシャルの高さで見た目の若さを維持しているという。とはいえ、20代の同僚とはジェネレーションギャップは避けられないようで。
「ツッコミの言葉が伝わらなかったりしますね。とある男女2人組について話していたときに『ル・クプルみたい』って言ったら『何それ?』ってポカンとされました。『ひだまりの詩の歌手だよ』って説明しても、余計わかってもらえず……」
20年前は『CanCam』を愛読するコンサバ系だった
見た目は若くても、精神年齢は年相応の余裕がある。
「TikTokには“膝警察”がいるんです。『膝に年齢が出てる』って。アンチコメントが来てもムキー!と怒ることはないですね。まだ更年期にはなってないのかな(笑)」
これでも20年前は『CanCam』を愛読するコンサバ系で、年相応の流行を追っていたんだとか。
「年を取るにつれて自分が好きなものがはっきりしてきて、いい意味で流されなくなったのかも。年を取ったからって好きな格好ができなくなるのは嫌じゃないですか。だから諦めたくないって気持ちは強いです。最近はデニムとかナチュラルな格好も好むようになったんですよ。好きなものは年齢で『推し変』するんじゃなくて『推し増し』すればいいって思ってます」
「大人になりたくない」願望こそ若さの源
そんなコモレビヨリさんに憧れているのが、歌舞伎町のトー横に出入りするメロンにーとさん(仮名・40歳)。ツヤのある黒髪ボブに白い肌、青色で統一されたファッションは、あのちゃんに間違えられることもあるとか。
「トー横に来た当初は16歳って言ってたんですけど、警察沙汰になったときにバレ始めて。ネタにしようと、最近年齢を公表しました(笑)」
年を取りたくない気持ちは、子供の頃からあったという。
「ピーター・パン症候群で、ずっと大人になりたくない気持ちが強かった。老けたくないし、将来働きたくないし、ずっと可愛い服を着てたいって。森高千里が憧れですね」
音大卒のお嬢様育ちがトー横に来た理由は…
不規則な生活でも、美への追求は諦めない。美容院には2~3週間ごとに通い、体重は一時30㎏増したが食事制限でダイエットに成功。もとは、音大卒のお嬢様育ちだったといい、20代の頃にはピアノ講師をしていた経歴も。
「トー横で小中学生に会うと『私も同じくらいの娘がいてもおかしくないんだよな』って変な感じ。いつかピアノの教え子にここで再会なんかしたら、合わせる顔がないよ」
お嬢様だった反動で、トー横にやってきた。
「習い事ばかりであまり遊んだ記憶がなかったので、歌舞伎町に自由を求めてやってきました。未成年だと思われて、警察に補導されたこともあったな(笑)。それに、私のフォロワーらしき人が『ファンです。投げ銭したい』って言って、突然手渡しで1万円とかくれたりするんです」
若者に溶け込むネオ童顔美熟女。これからますます増えていくかもしれない。
※週刊SPA!12月16日・23日合併号より
取材・文/週刊SPA!編集部
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