北村匠海主演、内山拓也監督の新作「しびれ」が、ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品される。映画祭用新ビジュアル、本編映像、北村と内山監督からのコメントが公開された。
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【フォトギャラリー】北村匠海が登壇した内山拓也監督「しびれ」舞台挨拶
「佐々木、イン、マイマイン」(20)をはじめ、現実に抗う若者の肖像を描いてきた内山拓也監督の新作「しびれ」は、監督自身の自伝的作品として、新潟を舞台に、幼少期から家族の愛に飢え、言葉を発することができなくなった男・大地の受難と、自身を取り巻く状況との和解を、母親との確執を軸に描き出す。
世界三大映画祭の一つ、ベルリン国際映画祭は来年2026年で76回目を迎える歴史と伝統ある映画祭で、パノラマ部門は世界中から良質の作品を幅広いジャンルで集めた部門だ。
新ビジュアルは、北村匠海演じる主人公・大地と宮沢りえ演じる母・亜樹が二人、そっと肩を寄せ合う姿が切り取られている。居場所を探し続ける人生を歩んできた大地。母の温もりと匂いを感じながらこちらを見据えるそのまなざしに、かすかな希望を感じさせる。
本編映像は、加藤庵次演じる少年時代の大地がひとり、川で生活用水を汲む姿がフィルムカメラでドキュメンタリックに切り取られ、ひとりぼっちでも歩みを止めない主人公の日常に没入させられるようなシーンとなっている。映画は2026年全国公開。
▼コメント
雪が降り、息を白くする2月のベルリンは、冬を実感する光景で、本作にとってまさにぴったりの舞台に選ばれたのではないかと感じています。映画を祝福するようなそんな情景を、目に焼きつけたいと思います。
すべてのスタッフ、キャスト、携わってくれた方々、作品をベルリンの地へ運んでいただき心から感謝しています。
「しびれ」の静寂と温もり、呼吸と眼差し、そして生きる歓びが、海を超えて、誰かの心をすこしでも軽くできますよう願っています。
――内山拓也(監督・原案・脚本)
ベルリン国際映画祭パノラマ部門に「しびれ」が選出されました。
歴史ある映画祭で「しびれ」を評価していただけて本当に嬉しく思います。
僕たちの愛情が少しでも届くことを願っています。
――北村匠海 (大地役)
【作品情報】
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しびれ
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