「年末のストレスが吹き飛んだ」“二郎系ラーメン”をコンビニ食材だけで作ってみたら…はみ出すほどの大盛りに、お腹も心も大満足

「年末のストレスが吹き飛んだ」“二郎系ラーメン”をコンビニ食材だけで作ってみたら…はみ出すほどの大盛りに、お腹も心も大満足

12月16日(火) 8:47

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年末年始が近づき、仕事も佳境を迎え、心身ともにしんどい時期になった。こういう時こそ、狂いそうになる精神状態を安定させるライフハック“ドカ食い”の重要度が増す。とはいえ、「何をドカ食いするのか」は悩みどころではあるが、寒い季節、ハフハフ言いながらコッテリとした大盛りラーメンを食べたくなる。

そして、セブン‐イレブンでは、人気ラーメン店「ラーメン二郎」で提供されているような、濃厚豚骨ラーメンを作るための具材がそろっている。今回はセブン‐イレブンの商品で、濃厚豚骨ラーメンを作ってみた。

※以下、価格はすべて税込・執筆時のもので、地域・店舗により規格や価格が異なる場合があります。

具材だけでもラーメン1杯食べられる?



まず今回使用する食材を紹介したい。

「極太麺 1食入」(118円)

「豚ラーメンスープ 1人前」(148円)

正直この2品があれば問題ない。具材を盛り付けることさえ面倒な時は、“時代を先取りしているラーメン屋”のように、麺とスープのみの具なしラーメンでも良いだろう。

二郎系アイテム追加



「これぞ豚っ! 2枚入」(298円)

「アブラと肉っ! 100g」(268円)

黄色と黒色を基調とし、まるで背筋を伸ばしているかのようなピンとしたフォントで書かれた文字。“二郎系アイテム”であることが、一目でわかるパッケージ。両方購入すると600円近くなり、「日高屋」ならラーメン1杯を食べられる。それでも、よりコッテリに、より攻撃的にしたいのであれば必須アイテムだ。

リッチにいきたい時におすすめの具材



「半熟煮たまご 2個入」(218円)

また、今回はリッチさも求めたいため、味玉も購入した。「半熟煮たまご 2個入」は上記の商品とは異なり、豚骨ラーメンとの親和性が高いのかは未知数。ただ、「しょっぱいもの同士だから美味しくなるでしょ」という楽観的な期待感しかない。

「緑豆もやし 250g」(50円)

ちなみに、豚骨ラーメンにおいてもやしは必要不可欠ではあるが、「緑豆もやし 250g」を置いているセブン‐イレブンはあまり見かけず、5店舗くらい探してようやく見つけた。どうしても見つからなければ、近所のスーパーで購入することを勧めたい。

調理中に気づいた大問題



調理にとりかかる。麺の茹で時間はパッケージ裏に約7分と記載されている。「600Wで5分」と書かれている冷凍食品は大体6分は温めなければ中心部分が全然凍っているケースが珍しくない。このケースと同様、麺のゆで時間もあまり信用していない。一応、冷やしの場合では約10~11分と書かれていたため、10分ほど湯がくことにした。

ただ、ここで1つ問題が浮上する。「これぞ豚っ! 2枚入」、「アブラと肉っ! 100g」、「半熟煮たまご 2個入」は湯煎して温めなければいけない。筆者の家は幸い二口コンロだったが、「一口コンロの人はどう麺を茹でながら、具材を温めるのか」という疑問が浮かぶ。

レンジで具材を温めても、温度設定を誤ると焦げたりする可能性もある。麺を茹でている鍋に具材を入れる、「パスタを茹でながら一緒にソースを温める」といった“禁じ手”を発動しなければいけないのか。この辺りはとても悩ましい。

とはいえ、筆者も麺と具材でコンロが満席のため、「スープを薄めるお湯はどうすれば良いのか?」という事態も招いたが、そこは水をレンジで温めてお湯を生成した。ちなみに、もやしもレンジで温めた。なんにせよ、濃厚豚骨ラーメンを作るうえで、コンロの数は重要になってくる。

大きな器でも、具材が全部乗りきらない



なんやかんやで完成。もやしは250gすべて乗せた。ただ、「これぞ豚っ! 2枚入」は無事に2枚乗ったが、これ以上落ちそうなため、「アブラと肉っ! 100g」は半分も乗せず、「半熟煮たまご 2個入」も1個のみだ。

お米なら1.5合くらい入るお椀ではあるが、全乗せするにはまだまだ小さい。大きいお椀があるのかも作る前に確認しておきたいところ。ちなみに、食べる際には味玉やもやしは他の皿に移して食べた。

まず麺からいただく。10分茹でたため柔らかかった。素直に茹で時間は7分でも良かった気もするが、麺が太いため、固めで茹でると食べる時に顎が疲れそうだ。柔らかいと言っても弾力があり、ワシワシ感も十分なため、結果的に10分で丁度良かった。

次にスープは醤油豚骨ではあるが、臭みは強くなく飲みやすい。ただ、塩味はしっかりあるため、もやしがないとかなり口の中がしょっぱくなっていた。とはいえ、ガツンと塩味を食らうのも気持ち良さがあり、むしゃくしゃした時にはもやしなしでも良いかもしれない。

チャーシューがもたらす罪悪感



チャーシューは肉の臭みがあり、とても荒々しい。スープに臭みがなかった分、チャーシューでそこを補い、野性味あふれる味に変化した。脂身がトロットロしているため、食べている時の罪悪感がすごい。健康を意識した食生活を普段送っている自分自身への申し訳なさに加え、「もう健康とか関係ない」というある種の“無敵モード”になれた。

少量しか乗せられなかった「アブラと肉っ! 100g」にも肉が入っているが、チャーシューとは異なり、ホロホロとした食感が印象的。塩味を残して消えていく“口溶け感”は面白い。また、もやしとの相性も良い。ホロホロしており、もやしの間に自然に入っているため、もやしの甘みと肉の塩味をバランス良く味わえる。

ちなみに味玉は味付けが和風で、豚骨スープとの相性はあまり良くなかった。スープにつけて食べると味がぶつかり、それぞれの良さを潰してしまう印象。味玉ではなく、温泉卵とかのほうが相性が良いかもしれない。

コッテリを誰かとシェアしても楽しそう



昼ごろに食べたが、「夕食はなしで良いかな」と思えるくらいにはお腹いっぱいになった。また、自分で作った料理で、コッテリとした食べ物を平らげたことによる満足感も大きい。ヒーリング効果も得られる行為である。

ただ、「1人で食べる」よりも、麺やスープを複数購入して、大きな鍋に具材や茹でた麺を入れ、タコパみたいに誰かと一緒に食べるのも楽しそうだ。クリスマスや忘年会、成人式など、いろいろ人と集まる機会が増えるが、その際に誰かと塩味とコッテリを味わってみてはどうか。

<写真・文/望月悠木>

【望月悠木】
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):@mochizukiyuuki

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