仲村トオルが『ビー・バップ・ハイスクール』聖地の静岡・清水に凱旋!!
会場に集まった約300人のファンを前に「僕が俳優でいられるのは、この街のみなさんのおかげです!」と感謝の気持ちを語った。オフィシャルレポートをお届け。
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映画『ビー・バップ・ハイスクール』(1985年)の劇場公開40周年という記念すべき節目にあわせ、2025年12月13日(土)~14日(日)の2日間にわたり、映画の数多くのシーンで撮影のロケ地となった静岡県静岡市清水区(旧静岡県清水市)にて『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズにちなんだイベント『清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭』が開催。
イベントの開催初日となる12月13日(土)に「清水駅前銀座商店街」でオープニングセレモニーが行われ、『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズでトオル(中間徹)役を演じた主演の仲村トオルが登壇!会場に詰めかけた約300人のファンに迎えられ、俳優デビューを飾った本作のへの想いや、撮影当時の思い出などを語りました。
【イベントオフィシャルレポート】
映画『ビー・バップ・ハイスクール』(1985年)にて数多くのシーンで撮影のロケ地となった静岡県静岡市清水区(旧静岡県清水市)にて、『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズにちなんだイベント『清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭』が開催。初日となる12月13日(土)に、「清水駅前銀座商店街」でイベントの開幕を祝うオープニングセレモニーが盛大に行われ、『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズでトオル(中間徹)役を演じた主演の仲村トオルが登壇した。
映画『ビー・バップ・ハイスクール』は、1983年~2003年まで『週刊ヤングマガジン』(講談社)で連載されていた、ツッパリ留年高校生コンビの主人公ヒロシ(加藤浩志)とトオル(中間徹)のふたりがケンカや恋に明け暮れる姿を描いた、きうちかずひろ氏の漫画『BE-BOP-HIGHSCHOOL』を実写映画化した大人気シリーズ。
原作の連載当時、それまでの不良漫画とは全く異なった角度からアプローチした ”ツッパリ漫画” として読者から圧倒的な支持を受け、実写映画化の第1弾となった映画『ビー・バップ・ハイスクール』が1985年12月14日に劇場公開されると、ツッパリ=不良というイメージを見事に覆し、爽やかで硬派なビー・バップ旋風を巻き起こして大ヒットを記録。1988年までに全6作が制作される大人気シリーズとなった。
40周年を迎えた今年は、聖地の静岡・清水でのイベント開催に加え、シリーズ全6作の数量限定ソフビ付き4KレストアBlu-rayの発売も決定している。
オープニングセレモニーでは開会にあたり、『清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭』の実行委員長を務める清水駅前銀座商店街理事長の松岡夏樹が登壇。
「 ”昭和100年” の今年、『昭和の良き清水を取り戻そう』ということで、清水駅前銀座商店街はもちろん、清水の街全体の賑わいと笑顔あふれる人々を創出するきっかけになればと思っております。清水がロケ地でもある、上映40周年を迎えた映画『ビー・バップ・ハイスクール』出演者の仲村トオルさんをお迎えして、イベントを盛り上げていきたいと思います。手作りのイベントですが、みなさんと一緒に2日間楽しみたいと思いますので、よろしくお願い致します!」と声高々に開会を宣言した。
続いて、『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズでトオル(中間徹)役を演じた仲村トオルが、盛大な拍手に迎えられてステージに登場!
会場に詰めかけた約300人のファンを前に、本作の聖地・清水に凱旋した仲村は、観客から「おかえりなさい!」と声が飛ぶと「ありがとうございます!」と笑顔。「40年前にデビューした映画で、この街のみなさん、清水のみなさん、多くの会社の方々に、とてもお世話になりました。中間徹役を演じた仲村トオルです。今日はよろしくお願いします」と挨拶した。
仲村は、まずシリーズ1作目『ビー・バップ・ハイスクール』(1985年)の劇場公開から40周年という記念すべき節目に聖地・清水でイベントが開催される気持ちを聞かれると、「最初はこの『高校与太郎祭』というタイトルを聞いて『清水のみなさん、いいんですか?このタイトルで…』と思いました。市役所の方々、教育委員会の方々、警察の方々はこれでいいと言っているんですか?と(笑)」と冗談めかして心境を吐露。続けて、「『これでいい』と聞いて……40年も前の映画のことをこんなに皆さんが好きでいてくださって、本当に嬉しかったです」と思いを語った。
セレモニー会場の「清水駅前銀座商店街」は本作の撮影が行われたロケ地として数多くのシーンに登場するが、仲村自身にとっても思い出深い場所。仲村は「40年前の『ビー・バップ・ハイスクール』に出演する前は、俳優の仕事は全然やっていなくて、ただの大学生でした。だから初めての地方ロケ場所だったんです」と撮影当時を回顧。
さらに、「今も残っているみたいですけど、駅前の清水シティホテルに泊まって、地元のようにここをうろうろしていました(笑)。ご飯を食べたり、すでに20歳になっていたのでビールを飲んだりもしましたね」とエピソードを明かし、観客を沸かせた。
当時まだ学生だった仲村にとって、本作は俳優デビューを飾った作品。1作目の公開当時の反響は衝撃的だったようで、「人生を良い方に大きく変えてくれた作品で……。もちろんそこには、この街の方々、この街の会社の方々の素晴らしい協力があって。おかげさまでたくさんのお客さんが入って、そのあと5本、全部で6本が作られることになったんですけど、本当に自由にやらせてくださいました」としみじみ。
続けて、「いまだに僕が俳優をやっていられるのは、この街のみなさんのおかげもかなりある、と思っています」と話すと、会場からは大きな拍手が巻き起こった。
さらに、イベントを盛り上げるべく、静岡市長の難波喬司氏が応援に駆けつける場面も。登壇した難波市長は「今日だけは、臨時で ”清水市長” です。よろしくお願いします」とユーモアを交えて挨拶すると、会場を見渡して「街は時代と共に変わります。今はクルーズ船がいっぱい入ってきてくれていますが……やっぱり、この賑やかさをまた取り戻したい」と意気込みを表現。「この昭和の雰囲気が、すごく良いんですよね。徹底的に昭和で勝負する、というのも1つの方法ですから、今日は楽しくなりそうです。仲村さん、本当にありがとうございます」と感謝を述べると、仲村も「呼んでいただいてありがとうございました」と市長との対面を喜んだ。
久々に清水を訪れた仲村に対して、おすすめの観光スポットや食べ物を聞かれた難波市長。「ここはやっぱり魚がうまいですからね。シラスと桜エビが有名なんですが、自分の一番のお勧めは、なんと言っても ”太刀魚” です。清水の太刀魚は最高です、ぜひ!」と勧めると、興味津々な様子を見せる仲村。
撮影当時も清水の魚をよく食べていたと振り返り、「ちなみに僕、清水は撮影後も何度か来ているんです。最近だと、2020年にテレビ朝日で放送された『BG~身辺警護人~』という木村拓哉さん主演のドラマの最終回で、僕が演じた劉光明という人物がプライベートジェットで海外に逃亡しようとしたんですが、その飛行機を待っていた滑走路が三保です」と静岡にまつわるエピソードを披露し、観客を驚かせていた。
そして、セレモニーがますますの盛り上がりを見せる中、難波市長から仲村に対して花束贈呈のサプライズが!
仲村は、難波市長から花束と共に、「本当にお越しいただきましてありがとうございました!」と歓迎の言葉を贈られると、「とんでもない、ありがとうございます!」と感謝の言葉を口にした。
終盤には、会場に詰めかけた大勢のファンとの記念撮影も行われた。最後に、集まった観客への言葉を求められた仲村は、「40年前に僕自身の人生を良い方向に変えてくれた『ビー・バップ・ハイスクール』という映画を、40年経ってもまだこんなに覚えていてくださって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と感動を表現。
そして「この静岡、清水の街では、たくさんむちゃくちゃな撮影をして、大暴れさせていただきました。逆に『あの映画を作ったのは自分たちだ』と思ってくださってもいいぐらい、誇りに思っていただきたいです。おかげさまで、40年経っても俳優を続けさせていただけています。本当にありがとうございました。そして今日、集まってくださってありがとうございました!」と感謝を口にして、セレモニーは幕を下ろした。
(C)1985 東映 セントラル・アーツ(C)東映
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