【ヒロアカ】最高のフィナーレをキャスト陣が飾る「ULTRA SCREENING」イベントレポート!

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【ヒロアカ】最高のフィナーレをキャスト陣が飾る「ULTRA SCREENING」イベントレポート!

12月14日(日) 18:00

遂に最終回を迎えた『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』。最終回放送当日に開催された「『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』ULTRA SCREENING」のレポートをお届け。

>>>イベントの様子をチェック!(写真10点)

『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)で10年にわたって連載された、堀越耕平氏による大人気コミック『僕のヒーローアカデミア』、通称 ”ヒロアカ” 。 コミックスシリーズ世界累計発行部数1億部を突破する本作は、 ”個性” と呼ばれる超常能力を持つ人々の存在が当たり前の世界を舞台に、主人公・緑谷出久、通称 ”デク” が、社会を守り、 ”個性” を悪用する犯罪者 ”敵<ヴィラン>” に立ち向かう ”ヒーロー” になるため、ヒーロー育成の名門・雄英高校で仲間たちと共に成長する物語が繰り広げられた。

それを原作とし、2016年4月の第1期初回放送から9年8か月、通算8シーズンを数えるTVアニメシリーズが、FINAL SEASON第11話(No.170)「僕のヒーローアカデミア」をもって遂に ”最終回” を迎えた。最終回放送当日となる12月13日(土)に、TOHOシネマズ六本木ヒルズを始めとする全国12の映画館で最終回のリアルタイム上映を含むFINAL SEASON全11話の一挙上映イベント【『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』ULTRA SCREENING】を開催。第1期から ”ヒロアカ” に出演している山下大輝(緑谷出久役)、岡本信彦(爆豪勝己役)、佐倉綾音(麗日お茶子役)、石川界人(飯田天哉役)、三宅健太(オールマイト役)、井上麻里奈(八百万百役)、畠中祐(上鳴電気役)、そして内山昂輝(死柄木弔役)ら8名のゲストが登壇し、最終回を迎えての想いを語った。

イベントは、FINAL SEASONで繰り広げられた最終決戦となる第1話(No.160)~第8話(No.167)、そしてエピローグの第9話(No.168)・第10話(No.169)の全10話が一挙に上映され、最終話のテレビ放送の前にメインキャスト陣8名が登壇し会場が大きな拍手に包まれる。登壇直後の挨拶で佐倉さんはすぐに感極まり、涙を流す一面も。井上さんに涙を拭いてもらい、キャスト陣からも励ましをもらいながらのステージ幕開けとなった。

まずは、最終決戦のラストバトル回となったFINAL SEASON8話(167話)「緑谷出久:ライジング」についてエピソードを振り返る。デクの元に1年A組の生徒たちが駆け付けるという熱い展開に、井上さんは「 ”ヒロアカ” の最後の最終決戦という思いで、現場自体の熱量がとにかくすごかった。皆が全てを出し切り、前に前に繋がるようにという思いで演じました。」と語ると、畠中さんは「(井上さんと一緒のシーンの)アフレコ時に、井上さんは撮り終えたにもかかわらず、キャラクターが喋らないシーンでも毎回横にいてくれた。本音を吐露するシーンで気持ちが和らぎとても有難かった。」と収録を振り返る。石川さんは「かつてステイン戦で飯田は『今は足さえあればいい』と言った。この戦いで飯田がデクを支えて、デクの足になろうとしている。迷いのなくなったデクを友として導ける足になれたことがとても嬉しかった。」とシーンの印象を語る。三宅さんはオールマイトからデクに対しての「あの日からずっと君は私のヒーローだったよ」という台詞について、「あの台詞を言った時、山下大輝という一人のヒーローに言ったのではないかと。アニメーションと現実が混ざって演技は全くしていなかったです。オールマイトと唯一シンクロできた気持ちになった。」と熱いコメントを寄せた。山下さんは、「 ”頑張れ” という言葉自体が、彼を象徴する台詞だと感じている。放送時にSNSで皆が ”頑張れ” と呟いてくれて、 ”ヒロアカ” の世界と現実世界が一つに繋がったように感じた印象的なエピソード。」とコメントした。

続いて、FINAL SEASON第10話(169話)「笑顔の好きな女の子」について、佐倉さんに収録時の感想を伺うと、「お茶子とトガちゃんは対になる存在として描かれているが、敵<ヴィラン>の ”個性” は人を救けることができるものが多くあるので、ヒーローにもなり得るような存在。でも、環境の違いで運命が分かれてしまうことが、お茶子にとっては残酷な結末だった。それを彼女はずっと悩み続けていたのですが、そんなお茶子の手を取り、受け止めてくれる仲間がいることを目の当たりにできたのはいち視聴者としてもとても幸せだった。」と涙を堪えながら思いを伝えた。

そして、いよいよ最終回の上映が迫り、今日この日を迎えての気持ちを伺う。井上さんは、「約10年にわたって参加させていただいたが、思い返せば一瞬でした。最終回を迎えたくないという気持ちもありますが、キャラクター達があれだけ苦しい思いをしてきたので、その戦いを開放させてあげたいという思いもありました。その姿を見られるのが嬉しいです。」、岡本さんは「キャスト全員が自分の人生と重ねる部分が多いと思います。『僕のヒーローアカデミア』の最後のタイトル回収と、堀越先生が込めた思いを一緒に見届けたいです。」、三宅さんは「応援してくれている皆さん一人一人が最高のヒーローだと思います。最後の締めを皆さんと体験したいです。」、山下さんは「 ”ヒロアカ” らしいお話だと思います。心は皆等しく平等で、色々な方向に向かう未来は、やはりここに戻ってくるのだなと原点に戻る最終回です。最後まで笑顔で楽しんでほしいと思います。」とそれぞれが抱く想いを言葉にした。

そして、テレビ放送にあわせて最終回である第11話(No.170)を大スクリーンでリアルタイム上映を実施し、キャスト陣も会場の座席で観客と一体となってラストエピソードを見届ける。

最終回の上映が終わると、会場から溢れんばかりの盛大な拍手が贈られた。最終回の感動も覚めやらぬまま、再びキャスト陣がステージに登壇する。
そして、ここからは上映を終えたばかりの最終回についてトークを展開。

最終回の冒頭で描かれたのは、家族から迫害されていた謎の少年・照元光輝と、かつて家族を崩壊させてしまった志村転弧=死柄木弔を救えなかった老女とのエピソード。老女が少年を救った描写について、内山さんは、「死柄木は他の人生もあったはずなのにと思った。(オール・フォー・ワンが転弧を陥れた恐ろしい計画について)台本のト書きを見た時には驚いた。そこから「崩壊」の ”個性” が始まり、家族の崩壊に繋がった。最後の最後で、キャラクターの人生について考えるところがありました。」と自身が演じた死柄木の人生に想いを馳せたとコメント。

続いて、雄英高校の卒業式のシーンについて、山下さんは「色々な思い出が蘇ってきて、一番グッと来たシーン。泣きそうになりつつも、最後は笑顔でユーモアのある卒業式になったと感じた。」と笑顔を見せる。また、飯田が卒業生に答辞を贈るシーンはアニメオリジナルで描かれ、石川さんは「10年間の思いを台詞に乗せていった。自分の尺で演じさせていただき、それがオンエアでも使って頂けた。何をやっても上手くいかない悔しさや、それを乗り越えた先にあった素晴らしさを思い出し、その思いを台詞に込めました。」と収録時のエピソードを語った。

最終回の後半では8年後のシーンも描かれ、デクが教師になった姿も。山下さんは「ほぼ10年間言ってきたナレーションの台詞が、この時代のデクに繋がるのだと腑に落ちたところがあります。ただ、(生徒として登場する)洸汰くんとの会話では、最初フランクに接していたが、ディレクションを受けて、先生らしさを出して演じた。大人になったデクの姿は、当時は全く想像していなかったが、当初から音響監督の三間さんには「目の前にたくさんの子どもたちがいることを想像して喋って」というディレクションをしてくださっていて、実際に描かれた内容はその通りの内容だったので”まさにこれだったんだ”と驚きました。」と明かした。

また、オールマイトが最後にデクにプレゼントを渡すシーンでは、三宅さんは「往年の覇気を持ってプレゼントを贈ってほしいとうディレクションがあった。最初に緑谷少年に ”個性” を託し、重いものを背負わせたと感じていた。そこから解放されて、あらためて背中を押してあげるような前向きな力を授けることができて、このシーンにほっとしました。」と思いを語った。

岡本さんは最後の「来い デク」の台詞を取り上げ、「とても好きな台詞です。敵<ヴィラン>連合に連れ去られた時の「来んな デク」とは真逆の台詞で、関係性の変化が感じられる。そして、「デク」は、ヒーロー名の ”デク” のこと。「もう一度ヒーローになれよ」ということなんだと痺れました。皆で集めた形あるワン・フォー・オールを譲渡することができて、その展開にも唸りっぱなしの最終回でした。」とコメント。そして、最後に映った死柄木の穏やかな表情について、内山さんは「最終回では死柄木が喋っておらず、久々にまっさらな気持ちで映像を見ました。倒した敵<ヴィラン>の姿も頭の片隅にあるデクは、本当にヒーローだなと感じました。」と印象を語った。

最後のモノローグについて山下さんは、「物語としては一区切りだが、彼らにはこれからもヒーローとしての新しい出会いが待っている。前向きな気持ちを込めた明るいナレーションにしてほしいとディレクションがあり、これから先も幸せな未来が待っているといいなと願いを込めて最後の言葉を言わせていただきました。」と締めくくった。

また、ステージの最後には、キャスト陣からファンへの感謝のメッセージが贈られた。

山下さん「最終回を皆さんと一緒に見届けることができて嬉しいです。声優人生の半分を ”ヒロアカ” とともに駆け抜けてきて、出会えて良かったなと思っています。 ”ヒロアカ” が色々な人との懸け橋になり、僕にとっての大切な10年間を歩むことができました。 ”ヒロアカ” の心は、きっと皆さんにワン・フォー・オールとして散らばって届いていったんじゃないかなと思います。これからも心の中に ”ヒロアカ” を持って応援していただけたらと思います。」

岡本さん「ヒロアカ大好きだー!!ありがとうございました。」

佐倉さん「この作品が、これからも必要としている方たちの元に届くように、原作、アニメを引き続き愛していただけたらと思います。」

石川さん「最終回を見て思うのは、敵<ヴィラン>がいたからこそ、平和に近づいた世界があるのだと思います。敵<ヴィラン>は経験からくる力の振るい方を間違ってしまっただけという過去がある。その解釈があるだけで ”ヒロアカ” を胸に抱え人に優しくできるのだなと思います。今後の人生に影響を与えるような作品に、飯田天哉として関わることができて幸せに思います。」

三宅さん「『私が来た!!』一生、皆さんの心の中でオールマイトは言い続けていると思います。」

井上さん「先日の「緑谷出久:ライジング」の収録時に山下さんの後ろの席にいたのですが、山下さんの背中が大きくて逞しく感じました。三宅さんと山下さんが2人で声を掛け合っている姿をみていると、この2人から始まった物語だなと熱い想いになりました。 ”ヒロアカ” と過ごした10年はかけがえのない時間でした。皆で笑いながら迎えた最終回は私の声優人生の誇りだなと思います。」

畠中さん「10年を振り返り、とにかく楽しい思い出が色々と蘇ってきます。思い出を胸に次に進んでいく淋しさもありますが、最高の経験ができました。本当にありがとうございます。」

内山さん「敵<ヴィラン>は、最後に色々なストーリーが語られました。残されたメンバーの今後が気になりますし、終わってからこそ語れることもあります。振り返っていただいて、キャラクターについて思いを馳せて頂きたいです。」

そして、キャスト陣全員による「更に向こうへ」の掛け声に、会場から「Plus Ultra!(プルスウルトラ)」と大きな声が響き、9年以上にわたって愛されてきたアニメ ”ヒロアカ” の最高のフィナーレが幕を閉じた。

(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
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