大事件ばかりがニュースではない、身近な小さな事件の方が人生を左右することも。注目のテーマを取り上げ大反響を呼んだ仰天ニュースを特別セレクション!(初公開2024年5月5日記事は取材時の状況)
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仕事や勉強をする上で、皆それぞれ「自分のペース」があるのではないでしょうか
。ペースが乱れると、本来の能力が発揮できないことはよくあること。今回取材を受けてくれた男性は、入社まもなく、上司のハラスメントが原因で思うように業績が伸ばせませんでした。彼の父親が上司に会うまでは――。
うまくいかない営業のお仕事
「いつも同期の足を引っ張っているんです。周囲の人に比べて、動作が遅いというか、自信がないというか……。なぜ営業なんだろうって、最近いつも思います」
そう語るのは、
ヘルスケア商品の販売会社に入社した中村誠也さん(仮名・23歳)
です。どうやら、配属ガチャでハズレを引いてしまったらしく、日々の業務で右往左往しているそうです。
「本当は、総務や人事が向いていると思うんですよ。コツコツと仕事を進めるのは好きなんですが、ペースを乱してしまうと、とたんに焦ったり慌てたりしてしまい、
それが原因で周囲へ余計な気を使ってしまう毎日なんです
」
実家の父親に弱音を吐いてしまった
中村さんの実家は秋田県で、父親の健作さん(仮名・54歳)は自動車整備工場を経営しています。ある日の夜、最近音沙汰のない息子を心配して、健作さんが中村さんに電話をかけたそうです。
「以前は、結構頻繁に電話をかけていたんです。でも、最近はかける気力もなく、ずっと連絡することなく過ごしていたんです。
すると突然、父親から『おい、最近元気しとるか?』と、久々の電話が入り、その声を聞いて、つい弱音を吐いてしまったんです
。父親はとても心配してくれて、いろいろアドバイスをくれました。
少しは気持ちが楽になったように思います。それで、いったん電話を切ったのですが、またすぐにかかってきて、次の週に東京に用事があるとのことで、久々に父親と会うことになりました」
健作さんが上京するその日、中村さんはいつものように出勤したら、なんと応接室から父親と上司が出てきたため、とても驚いたそうです。
出勤したら父親が会社に来ていた
「一瞬目を疑いました。
なぜ父親が会社にいるのか皆目見当もつきませんでしたが、応接室で上司と何かを話していたようです
。父親の視界には僕は入っていなかったようで、そのままどこかへ行ったようでした。上司も、特に父親が来たことについては何も触れずじまいで……」
その日は父親の訪問が気になって仕方がなかった中村さんでしたが、定時までなんとか仕事をこなし、退社後、予約しておいた中華料理店に行き、久々に父親と再会します。
「父親は、会社で僕に目撃されていたことは知らなかったようで、僕が『なんで会社に来たの? 上司と何を話したの?』と尋ねると、一瞬困ったような顔をしましたが、『
見つかったか。何も言わずに訪問してすまなかった。父さんな、上京ついでにあいさつに行ったんだよ
』と、話してくれました」
事前に知らせてほしかった中村さんですが、心配させてしまった自分も悪いと思い、その後二人は久しぶりの食事を楽しんだそうです。
一変した上司の態度のワケは
父親の来訪以降、上司の態度が一変しました。実は、仕事面においてハラスメントを受けていた中村さんですが、それがなくなったといいます。
「営業成績が芳しくなかったのは、僕の能力不足なのですが、上司からのひどいハラスメントもありました。
何かにつけて他の同期と比べて叱責されていました。僕は、それに萎縮してしまって思うように動けず、ミスも連発していました
。でも、気持ち悪いほど上司は柔和な態度に一変したんです」
中村さんは、とにかく自分のペースで仕事を進めることができるようになり、以前に比べ営業成績も上がったそうです。
「上司の態度が一変したのは、おそらく父親のせいだと思います。
肩幅もがっしりして、人相が怖いんです。息子が言うのも何ですが……まるで極道のような雰囲気です
。ただ、話し方は見かけによらず優しい感じなんです。とりあえず、今後は上司にも父親にも迷惑をかけないよう、しっかりと動けるよう頑張ります」
それからは営業も徐々に上向いてきたという中村さん。いまは人知れず父親に感謝しているそうです。
<TEXT/八木正規>
【八木正規】
愛犬と暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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