ディズニー・アニメーション最新作「ズートピア2」の公開を記念し、本日12月12日、日本テレビ系「金曜ロードショー」で、「ウィッシュ」が初放送・本編ノーカットされる(午後9時~10時54分)。
ウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年を記念して製作された本作。「願い=ウィッシュ」の力を信じる少女アーシャが、魔法の王国の真実を知ってしまい、人々の願いを守るために奮闘する。最新デジタル技術を駆使したCGアニメーションでありながらも、かつてのディズニーを思わせる水彩画のようなスタイルを取り入れ、新しさの中にも懐かしさを感じる作りになっている。
この記事では、「ウィッシュ」のあらすじやキャラクター、劇中歌「誰もがスター!」に参加した豪華キャストのリスト、誰もが知る名作アニメーション「白雪姫(1937)」との関係性を紹介する。
※本記事には、「ウィッシュ」に関するネタバレが含まれています。未見の方は、十分ご注意ください。
<目次>
【あらすじ】
【キャラクター紹介】
【劇中歌「誰もがスター!」参加キャスト】
【世界初の長編アニメ映画「白雪姫」との関係】
【あらすじ】
願いが叶う魔法の王国ロサスに暮らす少女アーシャの願いは、100才になる祖父の願いが叶うこと。だが、すべての“願い”は魔法を操るマグニフィコ王に支配されているという衝撃の真実を彼女は知ってしまう…。みんなの願いを取り戻したいという彼女のひたむきな思いに応え、夜空から舞い降りてきたのは“願い星”のスター。スターに導かれ、相棒である子ヤギのバレンティノら仲間と共に、アーシャは立ち上がる。
【キャラクター紹介】()内は原語版
●アーシャ声:生田絵梨花(アリアナ・デボーズ)
みんなが王様に願いを捧げ、王国に隠された真実に気づかない中、ただひとり願いの力を信じ続けた少女。そのまっすぐな思いが、願い星を地上に呼び寄せた。
●マグニフィコ王声:福山雅治(クリス・パイン)
魔法の力でロサス王国の国民の願いを叶える偉大な王。だが、実は叶えるのは自分が良かれと思う願いだけで、“裏の顔”を持つ。国民からの願いの力を利用してさらなる魔力を得ていく。
●バレンティノ声:山寺宏一(アラン・テュディック)
どんな時もアーシャの味方で、頼りになる相棒。いたずらな願い星、スターの魔法で人間の言葉を話せるようになり、思いもよらぬイケボ(美声)に自分でも驚いている。
●スター
アーシャの願いに応え、空から舞い降りた願い星。魔法の力を持っていて、心からの願いを叶えるのを助けてくれる。好奇心旺盛で、いたずら好き。
●アマヤ王妃声:檀れい(アンジェリーク・カブラル)
マグニフィコと共に、“願いが叶う魔法の国”ロサスを建国した聡明な女性。常に国民の幸せを考えており、他人の事を第一に考えるアーシャの良き相談相手。
【劇中歌「誰もがスター!」参加キャスト】 ※シーン登場順
原田泰造:キノコ
濱田めぐみ:リス
松たか子:ヤマアラシ
MARU:木のママ
本城雄太郎:ティーンの木
Zinee:木の子供
吉岡悠歩:フクロウ
吉川愛:シマリス
丸山壮史:クマ(ジョン)
森川智之:ウサギの兄弟1
鈴木福:ウサギの兄弟2
諸星すみれ:ウサギの姉妹
武内駿輔:カメ
中川翔子:ネズミ1/ネズミ2
小鳩くるみ:キノコアンサンブル
鈴木より子:キノコアンサンブル
土居裕子:キノコアンサンブル
すずきまゆみ:キノコアンサンブル
平川めぐみ:キノコアンサンブル
伊東えり:キノコアンサンブル
小此木麻里:キノコアンサンブル
鈴木ほのか:キノコアンサンブル
麻生かほ里:キノコアンサンブル
菊地ゆうみ:キノコアンサンブル
橋爪紋佳:キノコアンサンブル
菅野美穂:子ジカ
林勇:シカ
石丸幹二:木のパパ
斎藤瑠希:アライグマのママ1
平野綾:アライグマのママ2
ゆめっち:アライグマのママ3
尾上松也:ウズラのパパ
屋比久知奈:ウズラのママ
三ツ矢雄二:フクロウアンサンブル
小泉孝太郎:フクロウアンサンブル
高橋茂雄:フクロウアンサンブル
上戸彩:母ウサギ
【世界初の長編アニメ映画「白雪姫(1937)」との関係】
ディズニー100周年の記念作とあって、本作には、過去のディズニーアニメ作品へのオマージュが数多く捧げられており、共同監督のクリス・バック(「アナと雪の女王」)は「オマージュは100個以上ある」と明かしているほど。
特に、先人への敬意を込めて、ウォルト・ディズニー製作による長編映画第1作にして、世界初の長編アニメ映画である「白雪姫(1937)」からは、さまざまな要素が引用されており、「ウィッシュ」が届ける“願い”のメッセージをより色鮮やかなものにしている。
本が開き、そのなかの物語として映画が始まっていく。そんな本作のイントロダクションもまた、「白雪姫(1937)」から受け継がれるディズニーの伝統だ。アーシャが暮らす、森の中にある家の外観は「白雪姫(1937)」のコテージに似ている。
アーシャの友だち7人衆(通称:ティーンズ)は、「白雪姫(1937)」の“七人のこびと”からインスピレーションを受けている。
・メガネがトレードマーク、リーダー的ポジションのダリア→ドック(先生)
・現実主義で少し皮肉屋なところがあり、気難しい顔をしがちなガーボ→グランピー(おこりんぼ)
・明るい性格でいつもご機嫌、ムードメーカーのハル→ハッピー(ごきげん)
・いつも眠そうで、あくびをしているサイモン→スリーピー(ねぼすけ)
・くしゃみに悩まされているサフィ→スニージー(くしゃみ)
・いつもとぼけた様子で、時折皆がびっくりするような行動をとる、頬が赤く大きな耳がトレードマークのダリオ→ドーピー(おとぼけ)
・シャイだけど、陰で皆を見守っているバジーマ→バッシュフル(てれすけ)
また、国民の願いを城に閉じ込めるマグニフィコ王にも、「白雪姫(1937)」との関係が見出せる。ディズニーヴィランズが使う魔法といえば、緑色がおなじみ。その起源は、「白雪姫(1937)」の女王が老婆に変身するため調合した、緑色の薬かもしれない。
マグニフィコ王がソロ楽曲「無礼者たちへ」を熱唱するシーンで、鏡に向かって「世界一のハンサムは?」と問いかける姿を見れば、きっと「白雪姫(1937)」の女王を思い出すはず。マグニフィコ王のマントの模様は、「白雪姫(1937)」の女王の部屋のカーテンを連想させる。
「白雪姫(1937)」はオリジナルのネガを、現在の最新技術を駆使して、本来の美しさに復元した4Kリマスター版が、ディズニープラスで独占配信中だ。ぜひ、「ウィッシュ」と一緒に楽しみながら、ディズニー100年の歩みを振り返ってほしい。
【作品情報】
・
ズートピア2
【関連記事】
・
「ウィッシュ」 生田絵梨花、山寺宏一らディズニー声優が歌をつなぐ「星に願いを」歌唱特別映像
・
ディズニー・アニメーションのトップが語る、「ウィッシュ」に込められた深いメッセージ
・
【100個以上!?】「ウィッシュ」オマージュまとめ&独自考察
(C)2023 Disney. All Rights Reserved.