ジョニー・デップが、ロシア人作家ミハイル・ブルガーコフの小説「巨匠とマルガリータ」を映画化する新作をプロデュースすることがわかった。米バラエティによれば、デップが主演する可能性もあるという。
20世紀を代表する奇怪小説「巨匠とマルガリータ」は、ブルガーコフが1928年から1940年にかけて執筆した長編で、悪魔によってモスクワ中が狂騒の渦に巻き込まれる物語。当局の規制により出版が差し止められ、ブルガーコフの没後1966年に検閲版が刊行された。1973年に完全版が出版され、世界的に知られるようになったこの原作は、ローリング・ストーンズの楽曲「悪魔を憐れむ歌」や作家サルマン・ラシュディの小説「悪魔の詩」に影響を与えたと言われている。
「巨匠とマルガリータ」はこれまでフェデリコ・フェリーニ、ロマン・ポランスキー、テリー・ギリアム、バズ・ラーマンといった監督たちが映画化を試みてきたが、実現には至らなかった。初の英語映画化となる新作は、デップ主演作「ジャンヌ・デュ・バリー国王最期の愛人」やデップ監督作「モディリアーニ!」(2026年1月16日日本公開)を手がけたスベトラーナ・ダリ、グレース・ローがデップと共同プロデュースする。監督はまだ決まっていない。2026年後半にクランクインの予定。
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モディリアーニ!
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