“映画は観るだけじゃない。育てる時代へ!”を旗印に、インディペンデントの短編映画3作品を⼀つのプログラムとしてキネカ⼤森のシアター3(38席)で1週間限定上映するジーンシアタースタジアムの第2回が、12月12日から18日まで同劇場で開催される。
これは「観客参加型」「推しの発掘」「短編映画」という3つのキーワードを掲げ、定期的に短編映画を配給する新しい形の映画上映プロジェクト。連⽇監督やキャストの登壇があり、トークショーに加えて、観客からの質問にも答える。そして最⼤の特徴は観客がその作品をさらなる⾼みへ押し上げること。
シアター⼊り⼝でQRコードによるアンケートを観客に渡し、観客は作品視聴後にそれぞれの作品に10段階評価を⼊⼒する。そして、「観客動員率」「アンケート回収率」「作品評価」がすべて70%以上を達成したトリプル3作品はキネカ⼤森のシアター2(68席)で1週間上映できるというもの。10⽉17から23日に開催された第1回では、観客動員率77.7%を達成し、3作品中2作品がトリプル3を達成した。
「ジーンシアタースタジアム」は、インディーズ短編映画3作品をひとつのプログラムとして編成し、キネカ大森シアター3(39席)で1週間の興行を実施。観客動員数や作品評価に応じて、より多くの座席数を有するキネカ大森シアター2での上映へとステップアップしていく仕組みとなっている。
第2回で上映する3作品の1作⽬は、第14回⽥辺・弁慶映画祭にて「偽神」でキネマイスター賞を受賞した⼩川深彩監督の「⼆階のあの⼦」。本作は⽥辺・弁慶映画祭で受賞した作品が翌年にテアトル新宿、テアトル梅⽥で上映される「⽥辺・弁慶セレクション」(通称「弁セレ」)に「偽神」と併映して上映され、話題になった。その後、映画館での上映や配信はせず、4年ぶりのお披露⽬となる。
2作⽬は、「世界まるみえ!特捜部」(⽇テレ系)にも出演するマシュー・チョジックが2021年に脚本・監督を務めた「トシエ・ザ・ニヒリスト」。ニューヨーク国際短編映画祭でコメディ最優秀賞を受賞するなど、数々の国際映画祭で注⽬された。キャストに、お笑い芸⼈で漫画家の⽮部太郎や作家の古川⽇出男など個性派が揃っている。
そして3作⽬は、近年インディ映画業界で注⽬されている⼄⽊勇⼈監督の最新作「ゆいとゆいと」。TOKYO⻘春映画祭2025、鶴川ショートムービーコンテスト(2025)にノミネートされ、現在映画祭に出品中の作品。⼈狼パフォーマンスユニット・ベイビーウルフが主題歌を担当し、ストーリーの余韻を明るく華やかに感じさせている。
なお、各日の上映後の登壇者は下記の通り。
【作品情報】
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偽神
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