ジョニー・デップの約30年ぶりとなる監督復帰作「モディリアーニ!」の日本版ポスター、予告、場面写真が披露された。
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【動画】「モディリアーニ!」日本版予告
1916年、戦火のパリ。才能に溢れながらも批評家に認められず作品も売れなかった、酒と混乱の日々を送る芸術家モディリアーニ。キャリアを捨て、この街を去ろうとしたその時、仲間とミューズの存在が彼を引き止める。人生を変える運命とも言うべき“狂気と情熱の3日間”が始まる。その先に待つのは、破滅か、それとも再生か――。
画家や彫刻家としてフランス・パリで活動していたが、不摂生な生活による貧困、肺結核、薬物依存などにより若干35歳で亡くなったイタリア人芸術家アメデオ・モディリアーニの人生を変えた激動の72時間を描く本作は、長年の友人アル・パチーノの声かけから実現した、「ブレイブ」(1997)以来約30年ぶりのデップ監督作。昨年のサン・セバスティアン映画祭にてプレミア上映された。芸術と破滅、愛と再生が交錯する、魂のドラマとなっている。
モディリアーニを演じるのは、「ジョン・ウィックチャプター2」や「名探偵ポアロベネチアの亡霊」のリッカルド・スカマルチョ。共演には、「ゴッドファーザー」シリーズのアル・パチーノ、「オペレーション・フィナーレ」のアントニア・デスプラ、「ヴェノムレット・ゼア・ビー・カーネイジ」のスティーヴン・グレアムらが名を連ねている。
予告編では、パチーノ演じるアメリカ人コレクター、モーリス・ガンニャがモディリアーニを評して「彼は画家にすらなれないかも」と不穏な一言を放つ場面から幕を開ける。パリの街路を疾走し、美しいステンドグラスを突き破り、レストランではウェイターと衝突する。破天荒そのものの生活のなかで、モデルに瓶を投げつけられても笑っている、画家の無軌道な魅力とハングリー精神溢れるエネルギーを感じる映像だ。
場面写真では、道端で自らの絵を売るモディリアーニの姿、彼の恋人や友人たち、そしてモーリス・ガンニャ(パチーノ)が切り取られており、モディリアーニの運命を揺らす予感を漂わせている。映画は26年1月16日から全国公開。
【作品情報】
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モディリアーニ!
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