フルAI制作長編映画「マチルダ悪魔の遺伝子」公開2222年、地球上から“男性が消滅”

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フルAI制作長編映画「マチルダ悪魔の遺伝子」公開2222年、地球上から“男性が消滅”

12月10日(水) 17:00

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俳優・声優を一切使わず、映像・音声・演技のすべてをAIのみで制作した、極めて実験的な長編映画「マチルダ悪魔の遺伝子」が12月19日公開される。70分以上の長編AI映画が劇場公開されるのは、史上初となる。

本作は国内外の映画祭で上映され、AIFJ2025特別上映では立ち見が出るほどの話題を独占。多くのAI映画が数分~十数分の短尺に留まる中、突出した70分というスケールで本作を構築したのは、映画制作の経験を持たない作家/ビジョナリー・クリエイターのKumiko Endo監督だ。長年胸の内に温め続けてきた“壮大な物語”を表現できる手段がなかったが、AIの登場によってようやく形を得た。

「描きたい」「伝えたい」という衝動そのものが作品を完成させた。西暦2222年──地球上から“男性が消滅した世界という大胆な設定の中で繰り広げられる。

21世紀初頭、遺伝子学者マチルダは、“人間の暴力性の根源となる遺伝子”が男性だけに存在する ことを発見した。このままでは人類は第六の大量絶滅を迎える――そう判断した彼女は、ごく少数の女性科学者だけで極秘計画を立ち上げた。それが マチルダ・プロジェクト である。計画の目的はただ一つ。人類を存続させるため、暴力性の原因遺伝子を世界から消すこと。マチルダはウイルス技術を応用し、この遺伝子を機能停止させる仕組みを世界規模で拡散。結果として、2222年、地球上から“男性”は完全に消滅した。人類は単性の新しい種として再スタートを切り、現在の“新世紀”に至る。

バルセロナを拠点に活動するKumiko Endo(遠藤久美子)は、 物語を“創造”するだけではなく、 人生そのものを“突破”し続けてきた、異色のクリエイター。 長野県で生まれ、事故によって人生が崩れ落ちる経験をしたのち、 26回の手術を乗り越えたサバイバー。 その体験は彼女の作品の根底に流れ、 「現実は、虚構より奇妙で、そして強い」という信念を生み出した。 一方で、彼女の活動領域は驚くほど多面的だ。自家用操縦士として空を飛び、 歌手・作詞作曲家としてマクドナルド、ファミリーマートをはじめ1000曲以上のCMソングを歌唱。さらに複数の事業を自ら創業・運営してきた起業家でもある。

▼Kumiko Endoコメント
──“データが降りてきた日”から始まった。**
20数年前、突然“データがダウンロードされる”ように物語が降りてきた。
しかし当時は、それを表現する術がなかった。
コロナ禍のバルセロナで再び物語が降り、
「伝えなければ」という衝動に突き動かされてAIと出会った。
初めてのAI、初めての映像制作。手探りの挑戦で完成した。
全部はまだ伝えられていない。でも第一歩としては十分。
表現手段を持たないすべての人に、この映画が少しでも勇気になれば。

▼公開劇場
(東京)2025年12月19日(金)~横浜シネマ・ジャック&ベティ、池袋シネマ・ロサ
(山形)2026年1月2日(金)~ムービーオンやまがた
(静岡)2026年1月16日(金)~シネシティザート、2026年1月23日(金)~シネプラザサントムーン

【作品情報】
マチルダ悪魔の遺伝子

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(C)MATILDA LINE PROJECT
映画.com

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