街を守る不良たちという斬新な設定と、魅力的なキャラクターたちの熱い闘いを描き、世界累計発行部数1000万部を突破した大ヒットコミック『WIND BREAKER』(原作:にいさとる/講談社「マガジンポケット」連載)が、ついに実写映画化。12月5日(金)より映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』として劇場公開される。超不良校・風鈴高校の”てっぺん”を取るために街の外からやってきた主人公・桜遙は、学校の不良生徒による治安維持組織”防風鈴”の一員となり、仲間と共に街を守るため拳を振るうことになる。今回は桜のクラスメイトで、右目に眼帯を付けた謎多き少年・蘇枋隼飛を演じる綱啓永さんに、作品やキャラクターの魅力、オール沖縄ロケでの撮影秘話などを語ってもらった。
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――最初に出演のオファーを受けたとき、どんなお気持ちでしたか?
綱原作ファンとして『WIND BREAKER』に出演できる喜び、そして大好きな蘇枋を演じられることへの感動で胸がいっぱいでした。同時にプレッシャーもありましたが、こんな大きな役を任せてもらえたんだと、とても光栄で嬉しかったです。
――綱さんは原作の大ファンとのことですが、作品のどんな点に魅力を感じていましたか?
綱不良漫画って、勢力を広げるために”攻める”のが定番だと思うんです。でも『WIND BREAKER』は守るために戦う不良たちの姿が描かれている。今回の映画でも獅子頭連が攻めてくるのを、防風鈴が迎え撃つという構図になっています。この”誰かを守るために闘う”というポリシーが、唯一無二の魅力だと思っています。
――演じる蘇枋というキャラクターには、どんな印象がありますか?
綱一言じゃ言い切れないんですが……まずビジュアルが最高ですよね(笑)。眼帯に赤髪、タッセルピアスってめちゃくちゃ格好良くないですか?スマートな佇まいも素敵で、撮影中は立ち姿を意識して常に背筋を伸ばしていたら、いろんな人に「背、伸びた?」って言われました(笑)。ミステリアスでケンカも強いし、仲間と飄々とやり取りする感じも魅力的。人気要素がぎゅっと詰まったキャラクターだと思います。
――蘇枋を演じる上で大事にした点は?
綱普段の佇まい、戦い方、セリフの掛け合い……そのすべてに”美しさ”を感じるキャラクターだと思っています。特に立ち姿はすごく意識しましたね。凛と立つということを徹底していました。衣装さんやヘアメイクさんの提案を参考にさせてもらい、ファンの皆さんにも自分自身にも”これは蘇枋だ”と思える姿を作り上げてもらいました。
風速25メートルの爆風の中での撮影も!
――原作者・にいさとる先生や萩原健太郎監督から、蘇枋を演じる上でのアドバイスはありましたか?
綱蘇枋は腕を後ろで組んでいますが、そこにも理由があったりして、原作のにい先生からヒントをいただきました。萩原監督とは二人で蘇枋について深く話す機会もあり、「なぜ冗談を言うのか」「なぜこんなに強いのか」など、原作には描かれていない部分を話し合いながら、バックボーンを作り上げていきました。僕は監督をすごく信頼していたので、安心して役に向き合えました。
――オール沖縄ロケで、東風商店街のセットを見たときはいかがでしたか?
綱めちゃくちゃワクワクしました。蘇枋の格好をして現場に入ったら、そこに東風商店街の街並みが広がっていて、桜くんがいて、楡井くんがいて……。『WIND BREAKER』の世界そのものだったので、ただのファンみたいな気持ちになってしまいました(笑)。撮影中はずっとウキウキしていましたね。
――最大風速25メートルの爆風シーンもあったとか?
綱風の音が強すぎて、相手の声が聞こえないんですよ(笑)。なので風なしのテストでタイミングや空気感を掴んで、本番では相手の口の動きを見てお芝居していました。声は後からアフレコです。三段階の作業は、この作品ならではでしたね。風があることで臨場感も出て、アクションもより格好良くなったと思います。
――爆風の中、ハプニングも多かったのでは?
綱はい(笑)。お好み焼き屋「まっするぱわー」でのアクションシーンでは、かつお節が舞いまくって……(笑)。印象が強すぎて、今でもあのシーンを思い出すとかつお節の香りがしてくる気がします(笑)。
――蘇枋のカンフーや合気道風のアクションも見どころです。鹿沼とのタイマンはどう演じましたか?
綱本当に大変でした。桜くんたちとは動きがまったく違うんですよ。蘇枋は相手を自分の間合いに引き込み、いなしながら倒すスタイルなので、遅すぎても鈍く見えるし、速すぎても必死に見えてしまう。スピード感のバランスや緩急を意識しながら、蘇枋らしさを表現していきました。
あの名セリフの裏にあった苦労を激白!
――鹿沼とのタイマンで「さあ、オレと一緒に大人の階段上ろうか」という名ゼリフがあります。どんな気持ちで挑みましたか?
綱めちゃくちゃ緊張しました。作品を象徴する名ゼリフのひとつですし、この台詞の出来で映画のクオリティが変わるくらいの覚悟で臨みました。撮影の前日も気負ってしまって、なかなか寝つけなかったほどです(笑)。
――事前に練習はしましたか?
綱いろんなパターンを試して本当にたくさん練習しました。でも気合を入れれば入れるほど、アニメで蘇枋を演じている島﨑信長さんの芝居に寄っていってしまって……僕だけの「大人の階段上ろうか」を表現しなきゃいけないと思ったんです。本番では開き直って、力まず、蘇枋としてその瞬間に生きることだけに集中しました。監督のOKが出たときはホッとしましたね。ちなみに「レオナルド・ディカプリオだ」のセリフも同じくらい緊張していました(笑)。
――蘇枋との絡みで注目してほしいキャラクターは?
綱桜くんと楡井(秋彦)くんです。桜くんとは物語の途中で共鳴する瞬間があって、そこから蘇枋の接し方が変わっていきます。そこは見どころのひとつ。楡井くんとは師匠と弟子の関係もあって、蘇枋にとっても重要な関係性ですので注目してほしいです。
――劇場で観るからこそ味わえる映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』の魅力とは?
綱冒頭の桜くんのケンカシーンから一気に世界観に引き込まれるんですが、大スクリーンと素晴らしい音響で観てこそ、この作品の魅力は100%伝わると思います。多くの方に劇場で楽しんでいただき、映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』をさらに盛り上げていただけたら嬉しいです。
――最後にファンの皆さんへメッセージを。
綱原作・アニメファンの方々を裏切らないという思いと、真っすぐな熱い気持ちを込めて演じました。その意気込みは各キャラクターにしっかり反映されていると思います。原作やアニメとはまた違う、にい先生と僕ら役者陣の”掛け算”で生まれたキャラクターの魅力が詰まっています。ぜひ大迫力のスクリーンと音響で楽しんでいただけたら嬉しいです。
綱啓永(つなけいと)
12月24日生まれ。第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを授賞。主な出演作はテレビ朝日系列『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(2019)、NHK夜ドラ『未来の私にブッかまされる!?』(2024)、映画『女神降臨 Before/After』(2024)ほか。映画『教場 Reunion』1月1日(木)NETFLIX独占配信スタート、映画『教場 Requiem』2月20日(金)劇場公開予定。
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