ヨアキム・トリアー監督最新作「センチメンタル・バリュー」が、第83回ゴールデングローブ賞7部門8ノミネートを獲得。インディーズ作品でありながら、最多ノミネートの「ワン・バトル・アフター・アナザー」に次ぐノミネート数となった。
本作は、「わたしは最悪。」で世界的に注目を集めたトリアー監督が、愛憎入り混じる「親子」という名のしがらみをテーマに撮りあげた家族ドラマ。第78回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した。
オスロで俳優として活躍するノーラと、家庭を選び夫や息子と穏やかに暮らす妹アグネス。ある日、幼い頃に家族を捨てて以来、長らく音信不通だった映画監督の父・グスタヴが姿を現し、自身にとって15年ぶりの新作となる自伝的映画の主演をノーラに打診する。父に対し怒りと失望を抱えるノーラは断固として拒絶し、ほどなくしてアメリカの人気若手俳優レイチェルが主演に決定。やがて、映画の撮影場所がかつて家族で暮らしていた思い出の実家であることを知ったノーラの心に、再び抑えきれない感情が沸きおこる。
「わたしは最悪。」でも主演を務めたレナーテ・レインスベが主人公ノーラ役を演じ、ステラン・スカルスガルドが主人公の父で映画監督のグスタヴ役で共演した。妹アグネスをインガ・イブスドッテル・リッレオース、アメリカの人気俳優レイチェルをエル・ファニングが演じた。
12月8日(米時間)に発表されたゴールデングローブ賞ノミネーションでは、作品賞(ドラマ部門)、主演女優賞(ドラマ部門/レナーテ・レインスベ)、助演男優賞(ステラン・スカルスガルド)、助演女優賞(エル・ファニング、インガ・イブスドッテル・リッレオース)、監督賞(ヨアキム・トリアー)、脚本賞(ヨアキム・トリアー、エスキル・フォクト)、非英語作品賞の7部門8ノミネートされている。
「センチメンタル・バリュー」は、2026年2月20日に全国公開。
【作品情報】
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センチメンタル・バリュー
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