【写真】横顔も美しい…!最後まで報われないユン・ジュンソを好演したキム・ヨンデ
「マイ・デーモン」(2023年)のキム・ユジョンと「ペントハウス」シリーズのキム・ヨンデが共演する韓国のロマンス・スリラー「親愛なるX」の第11話と、最終回となる第12話が12月4日に配信。ペク・アジン(ユジョン)、ユン・ジュンソ(ヨンデ)、キム・ジェオ(キム・ドフン)というメインキャラクター3人がそれぞれ壮絶な結末を迎え、視聴者に衝撃を与えた。(以下、最終話までのネタバレを含みます)
■アジン、頂点に立った瞬間引きずり降ろされる…
「親愛なるX」は、美しい顔の裏に残酷な本性を隠し、地獄から抜け出し頂点へ這い上がるためターゲット“X”たちを残酷に踏みにじっていく主人公・アジンと、彼女を救うために地獄を歩むことを選んだジュンソの苦しい愛を描く物語。原作は同名人気WEBトゥーンだ。
恋人で人気俳優のホ・インガン(ファン・イニョプ)が自殺したのをきっかけに、アジンの“商品価値”も下落する。そこに救いの手を差し伸べたのが、資産家ムン・ドヒョク(ホン・ジョンヒョン)だった。彼女が再び女優として活動できるよう手助けするドヒョク。アジンは、ドヒョクが自分をさらなる高みへと押し上げてくれる存在だと考え、彼と結婚した。
第11話で描かれたのは、優しく穏やかな仮面の下に隠されたドヒョクの狂気。救い主だと思ったドヒョクが“足かせ”であると悟ったアジンは、ジェオに助けを求める。ドヒョクを抑え込むに足る“弱み”をつかむためジェオがとった手段は、あまりにも常軌を逸したものだった…。そして第12話では、アジンがドヒョクの支配から逃れ、女優として頂点に立ったその瞬間、皮肉にも幼少の頃から常に味方だったジュンソの捨て身の行動が彼女をその座から引きずり下ろす…という展開が描かれた。
■「私を縛るものはもうないと思ったけど、あなたがいた」
輝かしい授賞式のステージの裏で、アジンの恐ろしい“裏の顔”を洗いざらい報じるドキュメンタリーが放送された。仕掛けたのはジュンソ。彼の思惑通り、アジンが受賞スピーチを終えてステージを降りたときには、彼女を称賛や羨望のまなざしで見る者はもういなかった。
再び孤独になったアジンを、ジュンソが車で連れ出した。運転席にジュンソ、助手席にアジン。その車内で交わされた2人の会話が、本作のクライマックスだ。
落ち着いた口調で「君に寄り添えるのはもう、僕だけだ」「いっそ、一緒に地獄に落ちようか。君と最後まで突き進む」とささやくジュンソに、アジンは「私を縛るものはもうないと思ったけど、あなたがいた。最後の足かせね」とほほ笑む。そんなアジンの手を取り「誰も傷つかないよう、互いだけを見よう。愛してる、アジン」と語り掛けたとき、ジュンソの目から一筋の涙が…。次の瞬間、2人の乗った車がガードレールを突き破った。
■視聴者も騒然…「予想の上をいくバッドエンド」
アジンの最後の“X”となって、自らの命と引き換えにアジンの暴走を止めようとしたジュンソ。そのあまりに悲しい愛に、視聴者からは「ジュンソの選んだ道が苦し過ぎてしんどい」「自分だけはアジンを分かっていると思っていたジュンソと、そんなジュンソの手を振り払って這い上がっていくアジンの対比がえぐい」の声が続々。
そして、アジンにドヒョクの弱みを握らせるためだけに自ら犠牲となることを選んだジェオにも「予想の上をいくバッドエンド」「命を懸けてアジンに尽くしたジェオ、満足していると信じたい。けどつら過ぎるよ…」の声が上がった。
一方、肝心のアジンは事故現場から失踪。ボロボロになったドレス姿で岸壁を必死に登っていくアジンの姿が映し出されると「アジンが崖から這い上がっていくシーンが鳥肌過ぎた」「この演出は天才。常に誰かを蹴落として高みへ…彼女はそういうふうにしか生きられないんだ」「キム・ユジョン、アジンが憑依したとしか思えない演技」の声も。
アジンのために自分の命をも投げ出したジェオ、アジンの暴走を止めるため“最後の足かせ”となることを選んだジュンソ。そして、“地獄から這い上がり、頂点を目指す”というアジン――。彼女の人生を象徴するようなラストの演出と、3人それぞれの信念を投影したような結末に「あまりにも救いがなくて…一生忘れられない作品になりそう」の声が飛び交った。
「親愛なるX」(全12話)はディズニープラスのスターで全話配信中。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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