【画像】あごのラインが美しい！ジン・ティエン＆ジャン・ワンイーのキスシーン

「長相思」シリーズ(2023年ほか)や「安寧録～海棠に降る光～」(2024年)で人気爆発中のイケメン俳優ジャン・ワンイーがミステリアスな皇子を演じる中国ロマンス時代劇「似錦(スージン)～華めく運命～」(2025年)が、12月16日(火)からCS放送「衛星劇場」で日本初放送される。ロマンスの相手は映画「パシフィック・リム：アップライジング」(2018年)の国際派女優ジン・ティエン。2度目の人生で、互いに疑念を持ちながらも惹かれてしまう…そんな複雑なロマンスを描き中国でランキング10冠超えの大ヒットとなった話題作、その見どころとは。

■信じていた恋人に命を奪われ…「似錦」あらすじ

「似錦～華めく運命～」は、恋人によって命を奪われたヒロインが10年前に転生し、自分を殺した恋人と再会するところから始まるロマンス時代劇。近年、「度華年 The Princess Royal」(2024年)や「九重紫」(2024年)など中華ドラマ界でブーム化する“転生”ロマンス時代劇の流れを汲む最新作だ。

名家の四女として生まれた姜似(ジャン・スー／ジン・ティエン)は、信じていた恋人・郁錦(ユー・ジン／ジャン・ワンイー)によって命を落としてしまう。その後、目を覚ました姜似は、自分が10年前に転生したことを知る。



人生をやり直すチャンスを得た姜似は、前世の記憶を活かして自らの人生をよりよい方向へと切り拓いていく。間違いだった婚約を破棄し、家族の確執も解決。商才を発揮して事業も立ち上げる。だが、2度目の人生を力強く突き進む姜似の前に、やはり郁錦は現れる。2度目の人生で“余七(ユー・チー)”と名乗る郁錦に、姜似の心は揺れる――。一方、余七は姜似にある疑いをかけ、彼女の身辺を探っていた。疑念か、愛か…互いを疑いの目で見ながらも、ふたたび絆を強めていく2人。やがて2人は、宮廷での権力闘争に巻き込まれていく。

■ジン・ティエンが2度目の人生に立ち向かうヒロインを熱演

“転生”は、近年の中国ドラマの人気テーマの一つ。憎しみ合う関係になってしまった2人が真実の愛を取り戻したり、1度目の生では結ばれなかった2人が生まれ変わって想いを遂げたり…誰もが一度は夢見るロマンチックな展開が、転生ロマンスの大きな魅力。今作はこのテーマに、ヒロインの成長が加わった。

前世では周囲に翻弄されてきた弱々しいヒロインが、転生後は前世の記憶を手掛かりに勇敢に運命に立ち向かい、友人や従姉妹たちを襲うはずだった悲劇の数々も、姜似の助言によって見事に回避されていく。転生を機に、周囲の人々の運命をも変える救世主へと変貌していく姜似。そんな強くてカッコいいヒロインを、ハリウッド作品にも出演する国際派女優であり「楽游原(らくゆうげん)」では将軍の娘役で華麗なアクションも披露したジン・ティエンが爽快に演じている。



■ブレイク俳優ジャン・ワンイー、主演作は配信開始5日で2億回突破

ジン・ティエン演じる聡明で果敢なヒロイン・姜似とロマンスを演じるのが、近年中国ドラマ界で大ブレイク中のイケメン俳優ジャン・ワンイーだ。

1994年4月22日生まれで、現在31歳のジャン・ワンイー。「風起花抄(ふうきかしょう) ～宮廷に咲く琉璃色の恋～」(2020年)の悪役で強烈な印象を残すと、中国トップ女優ヤン・ズーと共演した「長相思」では、ヤン・ズー演じるヒロインの従兄で王の孫・西炎瑲玹(せいえんそうげん)役に抜擢。10㎏以上減量して、ヒロインを幼少期から思い続ける“策略系ツンデレ男子”を好演。大ブレイクを果たした。

その後、異母妹だと思っていたヒロインと想いを通わせる切ないロマンス時代劇「安寧録～海棠に降る光～」に主演し、配信開始5日で再生回数2億回突破という大ヒットを記録。ジャン・ワンイー自身も「2025年電視劇導演大会」年間影響力男性俳優賞、「2024年テンセント星光大賞」年間優秀クオリティドラマ俳優賞を獲得するなど高い評価を得た。

今作で演じているのは、知略と勇気を兼ね備えた周国の第七皇子・郁錦。前世で愛する女性・姜似を手にかけてしまうが、2度目の生ではその事実を知らず、別な目的で姜似に近づく…という複雑なキャラクターを演じている。



2度目の生で川に落ちた姜似を助け、さらに姜似の兄のピンチも救い、本当の身分を隠したままきょうだいの“恩人”として取り入っていく余七。表向きはにこやかな好青年だが、裏では姜似のことを調べさせ、言葉巧みに姜似の隣の空き家に引っ越してくる。一体、余七こと郁錦の思惑とは…？何を考えているのか読めないミステリアスな微笑の美しさに目を奪われる。

だが、前世から続く運命の糸を断ち切ることはできず、2人はどうしようもなく惹かれていく。とくに郁錦の任務遂行中のクールな表情と、姜似への思いあふれるスイートな笑顔のギャップはファンの心をがっちりとらえた。加えて、ジン・ティエンとの時に切なく、時に愛情にあふれた幸せなキスシーンはSNSでも大きな話題を呼んだ。郁錦がキスを仕掛けるシーンは、ジャン・ワンイーのシャープな顎のラインが実に美しく、この作品のハイライトとして注目を集めた。

■「風起洛陽」スタイリストの衣装で彩る美しき世界観



互いに疑念を抱きながらも惹かれていく2人のロマンスが視聴者の心を掴む今作。キャスト陣の美しさとロマンス演技はもちろん、作品を支えるクリエイターたちの活躍も見逃せない。

宋代を舞台とした今作、衣装や造形は「風起洛陽〜神都に翔ける蒼き炎〜」などの人気作品を手掛けるスタイリスト、ホウ・ユンイーが担当。簡素で優雅な家庭服、華やかで複雑な宮廷服など、実際に古代絵画に描かれた衣装などを参考に、キャラクターの個性に合わせてアレンジして再現。さらに、チャン・イーモウ監督と長年タッグを組んできた映像編集者ドゥ―・ユエンを制作チームに迎え、ロマンチックで華やかな映像美を実現させた。

中国でのテレビ放送時には同時間帯視聴率1位を獲得し、人気ランキング10冠超えの大ヒットを記録した本作。その評判通り、美しいキャスト陣によるロマンチックなストーリーにのめり込まずにいられないロマンス時代劇の傑作だ。

◆文＝酒寄美智子




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