【漫画】本編を読む
主演女優の篠宮みきは、始まったばかりの現場に緊張が続いている様子。クランクイン初日からキスシーンがあるからだ。ドラマの制作現場はピリついていた。そこに、ロケ弁到着の連絡が入り...?今回は、テレビの制作現場に欠かせない「ロケ弁」の手配でチームをまとめ連携させていく、新人米子の成長物語をおすすめしたい。原作・のやまあき、演出(ネーム)・つのだふむ(@tsunoda_fumm)、作画・サエグサケイ(@saegusakei)さんがタッグを組んだ「ロケ弁の女王」を紹介するとともに制作の裏側について話を聞く。
■実際に存在するロケ弁が多数登場!テレビ制作の裏側とロケ弁をテーマに描く
本作「ロケ弁の女王」を制作することになった経緯について、ネーム(演出)のつのだふむさんは「原作者のやまさんからコルクに漫画化の企画が持ち込まれて、映像制作会社勤務経験のある僕としては、ぜひやりたいと思い、手を挙げました」と打ち明ける。作画担当のサエグサケイさんも「コルクさんに声をかけていただき、おもしろそうな企画だなと思い参加させていただきました」と話す。
本作は「テレビ制作の裏側とロケ弁」をテーマにしており、実際に存在するロケ弁が多数登場する。数あるロケ弁のなかからどのように選んでいるのか、つのださんに聞くと「長く現場で愛されているロングセラーのロケ弁は、必ず『お店側にも、食べた側にも物語』がしっかりあります。そういう『想いや物語を感じることができるロケ弁』が必然的に多くなってるかなと思います」と答える。
本作について「すべての仕事の現場の人に何か感じるものがあったらうれしい、という気持ちで描きました」と言うつのださん。「どんな仕事も、その人の取り組み方次第で楽しくできる。今この瞬間、自分のやっていることを『愛そう』『楽しもう』という気持ちであれたら、何か変わるかもしれないと思うのです」と熱く語った。
全29話のなかで、主人公の米子の成長も見逃せない。サエグサさんは「11話~16話あたりで、仕事と恋愛のはざまで米子が思い悩むのですが、そのなかでどうやって解決して、成長していくか、米子なりの受け取り方がとてもおもしろく、ジーンと沁みる部分でもある」と米子の成長ポイントを教えてくれた。おいしそうに表現できるように、研究を重ねたお弁当のカラー演出も本作の魅力!ぜひ読んでみてほしい。
取材協力:つのだ ふむ(@tsunoda_fumm) 、サエグサケイ(@saegusakei)
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