「午前はちょんまげで午後はロングの銀髪」大河ドラマ『べらぼう』出演ミュージカル俳優が語る演技の“恩恵”

約8年ぶりとなる大河ドラマへの出演となった井上芳雄(写真:NHK)

「午前はちょんまげで午後はロングの銀髪」大河ドラマ『べらぼう』出演ミュージカル俳優が語る演技の“恩恵”

12月7日(日) 11:00

物語の終盤に新風を吹き込む人物として、井上芳雄(46)演じる重田貞一(のちの十辺舎一九)が登場。井上にとっては『おんな城主直虎』(’17年)以来、約8年ぶりとなる大河ドラマへの出演となった。

「直虎のときは、右も左もわからず緊張していたのですが、今回はミュージカルの仲間など知っている方もいらっしゃったので、あまり緊張せずに現場にいられた気がします。重田貞一は若者らしくエネルギーにあふれた、陽性のエネルギーを持った人。貞一の登場によって、その場が元気になるような存在になれたらいいなと思い演じました」

ミュージカルの仲間といえば、北尾政演を演じる古川雄大とは、ミュージカル『エリザベート』で共演する仲。『べらぼう』の撮影中は2人でこのようなことを話し合ったとか。

「お互い、午前中に『べらぼう』の撮影、午後にミュージカルの稽古があったので、午前はちょんまげで午後からロングの銀髪と、頭の事情、カツラのふり幅がすごいね、みたいな話をしました。なかなかそういう経験もないので役者冥利に尽きます」

最終回まで残すところあと2回、見どころを井上に教えてもらった。

「貞一は蔦重の晩年まで一緒にいて『東海道中膝栗毛』を書いて名を成すのはその後なのですが、そこへつながる道に蔦重という存在がありました。蔦重という興味深い人物の人生を、最後まで見守っていただければなと思います」

【PROFILE】

いのうえ・よしお

’79年生まれ、福岡県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。在学中にミュージカル『エリザベート』の皇太子ルドルフ役でデビュー。以降ミュージカルと舞台を中心に、ドラマなどで活躍中。

【INFORMATION】

大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』

NHK総合 日曜20時ほか。親なし、金なし、画才なし……ないない尽くしの生まれから“江戸のメディア王“として時代の寵児になった“蔦重“こと蔦屋重三郎の波瀾万丈の生涯を描く。

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