永野芽郁(26)が、2026年配信のNetflix映画『僕の狂ったフェミ彼女』に主演することが発表された。本作は、韓国で刊行され大ヒットし、日本翻訳版が発売されるとたちまち重版となり話題を読んだ、ミン・ジヒョン氏作の同名小説が原作。永野は、あることをきっかけにフェミニストになった、狂おしくも愛おしい“彼女”を演じる。
ずっと復帰の機会をうかがっていた?
永野といえば、2025年4月『週刊文春』(文藝春秋)にて、田中圭と韓国人俳優・キム・ムジュンとの二股交際が報じられた。また、田中は既婚者だったため“二股不倫”として話題を呼んだ。二股不倫騒動を受け、CMを担当していた各社から契約を打ち切られ、出演が予定されていた2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』も降板。
その後は表舞台から姿を消していたが、11月上旬に「永野芽郁オフィシャルカレンダー2026」が発売されることが発表され、水面下で復帰の機会をうかがっている印象を受けた。そして、『僕の狂ったフェミ彼女』が、表舞台に返り咲く復帰作ということになる。
Netflixが最適解である理由
今回、復帰の舞台としてNetflixを選んだことは最適解と言える。日本のドラマではスポンサーへのバッシングにつながり、日本の映画ではネガティブなイメージが残る永野を起用することは、興行的なリスクも大きい。日本のドラマや映画では復帰の足がかりを探すことは難しいが、Netflixであればそういった“しがらみ”は少ない。むしろ絶好の復帰の場と言っていい。
なにより、Netflixをきっかけに地上波への本格的な復帰を果たした“成功事例”がいる。それは唐田えりか(28)だ。唐田は2020年1月に『週刊文春』で東出昌大との不倫報道が報じられ、休業することとなった。その後、2021年9月から俳優業を再開。短編映画『の方へ、流れる』で主演を飾るなど、表舞台にはちょくちょく姿を見せていたが、やはりスキャンダルの影響からか、役者として大々的に注目されることはなかった。
スキャンダル後、好演を連発した唐田えりか
潮目が変わったのは、2024年9月から配信されたNetflixシリーズ『極悪女王』で長与千種役を演じたことだ。実際に丸刈りにしたり、リング上では本当のプロレスを見ているように錯覚させるほどの激しいファイトを披露したりするなど、文字通り体当たりで作品に臨む姿勢が高い評価を得た。
また、『極悪女王』同様に話題を集め、2025年7月から配信された『グラスハート』にも出演。藤谷直季(佐藤健)が率いるバンド・TENBLANKのマネージャー・甲斐弥夜子を演じた。甲斐はショートヘアでサバサバした“しごでき女子”。どこか“ゆるふわ”な役どころが多かった唐田のイメージを覆す演技を見せ、役者としてのポテンシャルを示した。
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『極悪女王』では作品づくりに対するストイックな姿勢、『グラスハート』では役者としての幅広さを見せ、役者としての評価を集めていった。結果的に、スキャンダルのにおいをかき消すことに成功した。その成果もあってか、放送日は未定ではあるが『102回目のプロポーズ』(フジテレビ系)で主演を務めることとなった。
ここから正念場を迎える永野芽郁
永野も、演技で黙らせることができれば、唐田のように地上波ドラマの主演に返り咲ける。『僕の狂ったフェミ彼女』はその第一歩になり得る。同作は性別役割分業を軸にした作品だ。ただでさえジェンダーロールを扱った作品は批判が集まりやすい。高い評価を集めた連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合)でさえ、「説教くさい」「思想が強い」という批判は少なくなかった。
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結局、賛否両論が巻き起こることは十分に考えられる。難しい作品の主演を務めるのだから、間違いなく難役だ。長与千種役とは異なるが、体当たり演技が求められ、好演すればかつてのように表舞台で脚光を浴びる道は開かれるだろう。唐田と同じように、永野も穏やかで健気な役のイメージが強い。裏を返せば、このイメージを覆す演技ができなければ、役者としての評価はガクッと下がる。
若いころには“可愛いだけの役”を務めて知名度と人気を上げてきたものの、20代後半に差し掛かり“深みのある役”にキャスティングされるも振るわず、“番手”が落ちていく俳優は珍しくない。永野は現在26歳で、年齢的にもキャリア的にも正念場を迎えており、どのように“彼女”という役を乗りこなすのか見物だ。
<文/浅村サルディ>
【浅村サルディ】
芸能ネタ、炎上ネタが主食。好きなホルモンはマキシマム ザ ホルモン。
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