12月6日(土) 3:10
一軒家をリフォームする場合、外壁工事などを行うと、騒音が響いたり、埃が出たりと、近隣のご家庭に迷惑がかかることがあります。今後もお付き合いが続くことを考えると、リフォーム前に、一言ご挨拶に伺っておくのが良いでしょう。
また、新たに引っ越しした場合は、一軒家だけではなく、マンションなどの集合住宅でも、隣家や階下の方に挨拶に行く人も多いようです。
このようにご近所の方に挨拶に行く場合、一般的に、手土産は500~1000円程度の商品を準備すると良いでしょう。高すぎるものは相手に気を遣わせてしまいます。逆に100円ショップで買えるような品物だと、やや簡素な印象を与えてしまうかもしれません。
次に、具体的な手土産をチェックしていきましょう。おすすめは、どの家庭でも使う消耗品です。
ネットショッピングで有名な楽天市場で、「挨拶、ギフト、粗品、引っ越し」などで検索をすると、さまざまなおすすめ商品が表示されます。例えば、食器洗い洗剤、サランラップ、ハンドソープ、タオルなどです。また、同じくAmazonで検索すると、楽天市場と同じような商品や、Ziploc、箱ティッシュなどが出てきます。
このような消耗品は、どの家庭でも毎日のように使うものなので、もらって困りません。失敗がない、無難な手土産と言えるでしょう。
また、チョコレートやクッキーなどお菓子を手土産として渡す方もいるようです。すでにご近所の方の嗜好が分かっている場合は、お洒落なお菓子を渡すと喜ばれるかもしれません。予算内で購入できるものを検討してみましょう。
さらに、リフォームや引っ越しの挨拶に行く場合、以下のようなマナーを守るようにしましょう。
・訪問時期
リフォームの場合、実際に工事が始まる1週間前までには挨拶を行いましょう。「リフォームの期間は、友達を家に呼ぶのを避ける」「騒音が激しい時間は外出する」など、相手が今後の予定を立てやすくなります。
また、新居に引っ越してきた場合は、引っ越しが完了してから1週間以内に行くのが良いでしょう。
・訪問時間
当然ですが、早朝や深夜は避けましょう。平日の場合、夕方17~20時くらいだと、仕事で出かけている人が帰ってくる時間帯なので、在宅している可能性が高いです。また休日の場合は家族全員で行くと、より丁寧な挨拶になります。
不在の場合は別の日時に伺います。もしも不在が続く場合は、リフォームや引っ越しの挨拶を手紙にして投函することも検討しましょう。
・挨拶する内容
リフォームの場合は、リフォーム期間、工事の時間帯、どんな工事をするのか、注意してもらうことはあるのかなどを説明します。
例えば、「〇月〇日は外壁を修理するので埃が飛びます。その時間帯は洗濯物を干すのを控えていただいたほうが安心かもしれません」や、「〇~〇時はトラックの出入りがあります。どうぞお気をつけてください」など、具体的に話すと、相手も分かりやすいでしょう。
引っ越しの場合は、簡潔に、名前と家族構成をお知らせしましょう。小さなお子さんがいる場合は、泣き声や騒音が響く可能性があることを事前に伝えておいた方が、理解が得られやすいです。犬などのペットがいる場合も、一言伝えておきましょう。
最近では、特に都市部などの場合、ご近所付き合いが減っている地域も多いようです。しかし、事前にご近所に挨拶をしておくことで、トラブルがあった場合などに円滑に解決できる可能性があります。リフォームや引っ越しの際には、今回ご紹介した内容を参考にしながら、挨拶に行くことを検討してみましょう。
執筆者 : 下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
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