「嘘でしょ…」結婚できない34歳女性、アプリのプロフィールに“お城の写真”を入れた結果…男性の食いつきが急増したワケ

「嘘でしょ…」結婚できない34歳女性、アプリのプロフィールに“お城の写真”を入れた結果…男性の食いつきが急増したワケ

12月6日(土) 15:47

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こんにちは。これまで3000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験を活かし、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。

初デートで「鳥貴族」はありなのか



恋愛経験が乏しいと、気にした方がいい点と気にしなくていい点を見定めにくい傾向があります。

ご相談に来た女性・麻紀さん(仮名・34歳)は、マッチングアプリで知り合った男性との初デートが、居酒屋チェーンの「鳥貴族」でした。そこで、モヤモヤしてしまったそうです。

麻紀さんは今まで彼氏がいたことがなく、友人に恋愛の相談をしたこともありません。友人の数自体もあまり多くなく、数少ない友達も結婚したり出産したりして、会う機会が減ってきていたそうです。

どう振る舞うべきか一人で抱え込んでいたとき、SNSで筆者のこんな発信を見つけてくれました。

「デートのお店選びを男性に期待しないように。知っているお店の情報が女性の10分の1だから、一生懸命に探した結果がチェーン店かもしれない。嫌なら自分からお店を提案しましょう

これを読んで、お店が鳥貴族だろうが気にせず会えばいいんだと思えたそうです。

しかし、いろんな男性とやり取りする中で、他にも相手に対して気になるところがたくさん出てくる。仕事の中でも「気にしすぎる」とフィードバックをもらうことがあったため、自分が気にしすぎる性格という自覚はあったといいます。

そこで、出会いの中で大きく判断を誤らないためにと、筆者のところへご相談にやってきました

なお、“初デート鳥貴族男性”とは特に会話も盛り上がらず、共通点もなかったそう。お互いに「ないな」という空気になり、2回目の約束はせず解散になりました。

プロフィールに“ある建物”を載せた結果



麻紀さんのプロフィールに書いてある趣味は、カフェ・映画などごく無難なもの。仕事についても、何目的の出会い探しなのかも、記載がありません。女性ならば登録するだけである程度「いいね」は来ますが、こんなプロフィールで出会いを繰り返しても、結婚に至る確率は低いでしょう。

そこで、インフラ関係の会社で働いていることや、歴史に詳しいほどじゃないけれど、神社・仏閣やお城を見るのも好きなこと、結婚前提の交際を希望していることも盛り込み、プロフィール文と写真を大幅に修正しました。サブ写真には、松本城に行ったときの写真も登録しました

歴史好きな男性は多いので、歴史に詳しいというほどじゃなくても、史跡に行くのが好きな方や大河ドラマが好きな方は、プロフィールに含めておくことをおすすめします。なお筆者の経験上、歴史好きには高学歴な人が多い印象です。

プロフィール変更のおかげか、申し込み(会いたいという意思表示)してくる男性の中に「松本城ですよね」「松本城行きました」など、松本城に食いつく人が何人も現れたのです。タケ(仮名)という2歳年上男性もその一人でした。

以前のプロフィールよりメッセージのやり取りも弾み、会う約束を交わします。カフェで会う約束をしたそうです。

いきなりFacebookに友達申請が来た



待ち合わせのカフェで会ったときに、麻紀さんが敬語なのにタケさんはため口交じりだったのが気になりました。

「『何飲む?』とか、なんだか馴れ馴れしいなと感じました。でも、メッセージの中でもわりと盛り上がったので、また私が気にしすぎなのかなとも思っていたんです」

別れ際に、タケさんに「LINE交換しよう」と言われたので交換しました。

麻紀さんはLINEを本名で登録していたのですが、その後いきなり、タケさんからFacebookに友だち申請が来たのだそうです。

Facebookに申請が来て、なんか怖いと思うんですけど、これって気にしすぎですか?
それは怖いですよね! 距離感がおかしいですよね

承認しないでFacebookを放置していたところ、LINEでデートの誘いが来てしまいます。麻紀さんはブロックも考えたそうですが、本名を知られているため怖くなり、他に付き合う人ができたという理由で誘いを断ることにしました。

距離感のおかしさで女性を怖がらせる男性



タケさんのように距離感がおかしい男性は、他の女性からもよく聞く話です。

婚活のプロフィールには載せていないはずの大学名を、Facebookでプロフィール検索して知っていた男性がいて怖かったとか、中には、職場にいきなり手紙が届いたという女性もいました

また、「初デートで肩を寄せてきた」といった、物理的な距離が近すぎる男性もいます。

親しくなれると思ったのかもしれませんが、これらは女性からすればストーカー予備軍であり、恐怖でしかありません

繊細な女性だと、LINEにすぐ既読が付いて即レスで返信が来るのさえも、「監視されているようで怖い」と感じる場合もあります。

「疲れない婚活」へ課金することにした



麻紀さんは、タケさんの誘いを断るときも「恨まれるのではないか」と怖かったそうです。もう会うことがない相手なのに、LINEも交換したままですし、個人情報が知られていることも気になってしまうそう。

そこで、麻紀さんにはマッチングアプリでなく結婚相談所を利用するよう提案しました。

結婚相談所であれば、関係が終了した際には、相手の個人情報を削除するよう相談所経由で連絡が届きます。断る際も、自分から言わず結婚相談所のシステムを介して断ることができるので、マッチングアプリよりは断る負担が減るのです

LINE交換しなくても、システム内でメッセージのやり取りができる結婚相談所もあります。

決して安くない費用がかかるため利用はためらっていたそうですが、個人情報が守られている点が後押しになり、結婚相談所に乗り換えることに。現在、麻紀さんは相談所で婚活を再スタートしたところです。

「メッセージのやり取りなしで会えるのがすごく楽です。会うのも最初はカフェで時間は60分などルールがあるから、結婚相談所の方が疲れないかも。

あと、馴れ馴れしい人もアプリより少ないですね

自分は気にしすぎるタイプだと思う方は、ある程度のルールで守られている出会いの方が、向いているのではないでしょうか。

※個人が特定されないよう一部脚色してあります。

<文/菊乃>

【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt

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