【競馬予想】混戦模様のチャンピオンズCで注目すべき、キングマンボとキズナの血クロスも含めて徹底チェック

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【競馬予想】混戦模様のチャンピオンズCで注目すべき、キングマンボとキズナの血クロスも含めて徹底チェック

12月6日(土) 7:05

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【ここ数年のレースで結果を残している血統は?】12月7日(日)、中京競馬場で3歳以上馬によるGⅠチャンピオンズC(ダート1800m)が行なわれる。このレースは、2月のGⅠフェブラリーSに並ぶ、JRAダートGⅠのひとつだ。

5月の平安Sを勝利したアウトレンジ

5月の平安Sを勝利したアウトレンジ





今回は今年の地方交流GⅠジャパンダートクラシックを勝ったナルカミ、今年のマイルCS南部杯など地方交流GⅠ2勝のウィルソンテソーロ、今年の川崎記念など地方交流GⅠ4勝のメイショウハリオ、昨年のGⅠフェブラリーSを勝ったペプチドナイル、昨年の地方交流GⅠ東京ダービーを勝ったラムジェットと、GⅠ・地方交流GⅠ馬が5頭出走。実績馬と新星が入り交じり、混戦が予想される。

それでは、血統的視点からレースを占っていこう。ここ数年のチャンピオンズCで活躍が目立つのが、キングマンボの系統だ。2023、24年を連覇したレモンポップ(父レモンドロップキッド)のほか、2020年のチュウワウィザード(父キングカメハメハ)、2022年ジュンライトボルト(父キングカメハメハ)と、3頭の直系馬が5年で4勝を挙げている。

今年もキングマンボ直系の馬が出走予定だが、今回はちょっとひねって、このキングマンボの血をクロス(インブリード)している馬を推奨してみたい。それが アウトレンジ (牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎)だ。

同馬の父レガーロは、その父バーナーディニからエーピーインディ、シアトルスルーと遡る系統だが、レガーロの母の父はレモンポップの父と同じレモンドロップキッドだ。そしてアウトレンジの母の父は、チュウワウィザードやジュンライトボルトの父であるキングカメハメハ。つまりレガーロは、2020年以降にチャンピオンズCを勝った3頭の父の血を持っていることになる。

アウトレンジはさらに、キングカメハメハの父キングマンボの4×3クロスと、このレースに強い血をより濃く持っている。さらに、祖母の父の父となるストームキャットの血にも注目したい。この血はレモンポップの母系にもある。キングマンボとストームキャットの組み合わせは、名スプリンターのロードカナロアも持っているもの。長きにわたり、ニックスであり続けているのだ。

アウトレンジは前走のGⅢみやこS(京都・ダート1800m)で7着と敗れており、今回は人気を落としそうだ。しかし、7月の地方交流GⅠ帝王賞(大井・ダート2000m)では、のちに地方交流GⅠのJBCクラシックを3馬身差で圧勝したミッキーファイトに次ぐクビ差2着と好走しており、すでにGⅠ級の実力を示している。中京コースは初出走だが、左回りでは地方交流GⅡ浦和記念(浦和・ダート2000m)を6馬身差で圧勝しているため、問題はなさそうだ。

【もう1頭はキズナ産駒】もう1頭は ダブルハートボンド (牝4歳、栗東・大久保龍志厩舎)を推す。同馬の父キズナは、直近10年の「中京・ダート1800m」の種牡馬別成績で最多の13勝を誇り、勝率も13.3%(240戦32勝)と非常に高い。このレースでは2022年に、ハピが6番人気で3着に入っている。

ダブルハートボンドは、ここまで7戦6勝。唯一2着になった地方交流GⅢブリーダーズゴールドC(門別)はダート2000mで、1800m&JRAの競馬場では6戦6勝。しかも中京では、6馬身差、大差、3馬身差と圧勝している。しかも良、重、不良とさまざまな馬場で結果を出しており、条件的には死角はなさそうだ。

これまでに比べて一気に相手強化となるが、なんといっても前走のGⅢみやこS(京都・ダート1800m)で、JRAレコードの1分47秒5を樹立したように、時計面は申し分ない。牝馬の優勝は2015年のサンビスタのみだが、それ以来の勝利となるか。

以上、今年のチャンピオンズCは、レガーロ産駒アウトレンジ、キズナ産駒ダブルハートボンドに期待する。

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