“キング・オブ・ポップ ”ことマイケル・ジャクソンと元妻デビー・ロウの長女として誕生したパリス・ジャクソン(27)。父亡き後、莫大な遺産を受け取り、生活には困らない状況だが、歌手やモデル、俳優としてマルチに活動し、自分の力で人生を切り開こうとしている。
その一方で、幼いころから心身に不調を抱え、自傷行為や自殺未遂、酒や薬物依存なども経験。そうした自分の弱さを隠すことなくオープンにしてきたパリスが、今度はSNSに衝撃的な動画を投稿し、「鼻の中に穴が空いている」ことを初めて公表した。
父マイケルの遺産から受け取った額は100億円超
これまでに、父マイケルの遺産から約6500万ドル(約100億6200万円)の利益を受け取っていると報じられているパリス。将来的には、さらに多額の遺産を受け取る可能性があるという。
けれども、パリスは父の遺産管理を担う遺言執行人の運用に納得していないようで、遺産管理団体とバトルを展開している。11月中旬にも、改めて異議申し立てを裁判所に提出。遺産管理団体の運用方針や不透明性を強く批判している。
これに対し、2人の遺言執行人は「パリス自身も遺産の恩恵を受けている」と反論。マイケルの死去後に残されたという5億ドル以上の負債を「エンタテインメント資産 (音楽カタログ、著作権、映像作品など)」として再構築したことで、遺産の価値を大きく向上させたと主張している。審理は来年以降も予定されており、今後しばらく法廷での攻防が続く見込みだ。
ちなみに2人の遺言執行人は、最近予告編が解禁され話題になった映画『Michael』(来年公開予定)の製作にも参加。パリスが本作の公開に反発しているのは、こうした複雑な事情も背景にあるようだ。
「鼻の中に穴がある」「ドラッグで人生壊された」SNSで初告白
父マイケルからの遺産もあり、経済的な不安はなく暮らせているパリス。それでも、自分自身の力で人生とキャリアを切り開こうとしている。
一方で、幼くして父を亡くしたうえ、「世界的スターの娘」という肩書に大きな葛藤や重圧を抱え、心身を蝕んだことも。11月にSNSに投稿した動画の中では、スマートフォンのライトで鼻の内部を照らしながら、衝撃の事実を告白した。
https://youtu.be/o6fj3_t5Z5Y
「これまで触れてこなかったけど、時々すごく目立つの」
「鼻で呼吸すると笛のような音がする。それは鼻中隔に穴があるから」
パリスはこのとき初めて、鼻の軟骨と骨の間に穴が空いた「鼻中隔穿孔」を抱えていることを告白。20才の頃から、鼻呼吸をすると笛のような大きな音が鳴り、レコーディングにも支障が出ていると明かした。
コカインなど鼻から吸引するタイプの薬物を乱用をすることで、鼻の内部の組織が損傷して起きるとされる「鼻中隔穿孔」。その原因について彼女は「みんなが思っているとおりよ」と述べて薬物使用を認め、「ドラッグはやっちゃだめ。人生を壊されるから」と強く警鐘を鳴らした。
また「スパゲッティを鼻に通してアーチ状にできる」と冗談を交えながらも、整形手術による修復は避けたいとも。「手術には薬が必要で、薬物依存からの回復を目指す自分にとっては、それがリスクになるから」とその理由を明かしている。
私はアルコール依存症でヘロイン中毒者
幼いころから、心の傷と向き合いながら人生を歩んできたパリス。かつて薬物や酒に依存し、自傷や自殺未遂を経験したこともあるという。そんな彼女は今年1月、SNSに動画を投稿し、酒と薬物を断ってから5年経過したことを公表。自身が再生できたこと、生まれ変われたことへの感謝を伝えた。
「私はアルコール依存症でヘロイン中毒者です」
キャプション欄にこう書き始めたパリスは、今の思いをこう綴っている。
「すべての薬物とアルコールを完全に断ち、クリーン&シラフになってから、今日で丸5年になります」
「いま、私が笑顔でいられるのも、音楽を作ることができるのも、愛する犬や猫と過ごせるのも、傷つくことができるのも、笑うことや踊ること、信頼することができるのもシラフだから」
「肌で感じる太陽の光は暖かい。シラフであろうとなかろうと、人生は進み続けるものだと知りました。いま私はその人生にきちんと向き合うことができています」
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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