妊娠中は体調の変化や思うように動けないもどかしさから、大変な思いをすることが多いですよね。外出先で急に気分が悪くなったり、大きなおなかで思うように動けず困ってしまったり……。そんなとき、そっと手を差し伸べてくれる周囲の人の優しさに救われることもありますよね。
そこで今回は、妊娠中に周囲の人に助けられたエピソードをご紹介します。心温まるお話ばかりですよ。
妊娠中に電車内で体調不良→すると女子高生たちが目の前に立ち…!?
妊娠初期のこと。つわりがひどかったのですが、どうしても外せない用事があり、満員電車に乗りました。座席はすべて埋まっており、しばらく我慢して立っていましたが、吐き気がピークに達し、その場でしゃがみ込んでしまいました。
おなかもまだ目立っていなかったため妊婦だとは気づかれなかったのだと思いますが、近くに座っていた男性に大声で「電車の床は座る場所じゃない!疲れたからってしゃがんだら秩序が乱れる。降りろ!」と怒鳴られてしまいました。反論する気力もなく、ただうつむいていたところ……。
近くにいた女子高生3人組のうちのひとりが、私のバッグに付けていたマタニティマークに気づき、「この方、妊婦さんです。どなたか席を譲っていただけませんか? 」と声を上げてくれたのです。私は無事に座ることができました。その後、女子高生のうちのひとりが、「さっき妊婦さんに怒鳴っていた人は誰ですか? あなたのような人のほうが、よっぽど秩序を乱しています」と、はっきり言い返してくれました。
彼女たちは私の降りる駅まで心配して寄り添ってくれました。お礼の言葉しか伝えられませんでしたが、本当に感謝しています。電車内には、優先席でスマホに夢中になり、近くに体調の悪い人がいても気づかない人もいます。しかし一方で、まだ未成年でありながらも勇気を持って行動し、他人のために声を上げられるやさしい人たちがいるのだと知り、心から感動しました。
著者:浅井 凛/20代 女性・パート。1歳の娘を育てる母。子どもの寝顔を見るのが癒やし。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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女子高生たちの配慮や毅然とした態度、とても素敵ですね。車内で座り込んでいる人を見て、いきなり怒鳴るのは違いますし、まずは相手の様子を確認することが大切です。体調が悪そうであれば席を譲ったり、緊急時には非常ボタンを押したりと、状況に応じた適切な対応を心がけたいですね。
続いてご紹介するのも、妊娠中に電車を利用した際のエピソードです。大きなお腹で重たい荷物を抱えていると……!?
妊娠中に電車で帰省→駅の階段で動けず困っていると助けてくれたのはまさかの人物!?
妊娠7カ月のころ、電車で実家へ帰る途中のことでした。普段はエレベーターを使って移動するのですが、その日は混雑していたということもあり駅構内の案内表示がわかりにくく、気づけば階段の前に立っていました。
大きなおなかを抱えて重たい荷物を持ち、どうしようかと立ち尽くしていると、小学5〜6年生くらいの男の子が近づいてきました。すると男の子が「お姉さん……! 荷物持ちますよ! 」と声をかけてくれたのです。
突然のことに驚きましたが、彼は迷いなく私のカバンを持ち、「気をつけてくださいね」とゆっくりと歩調を合わせて階段を降りてくれました。階段を降り切ると、「がんばってください」と笑顔で言って去っていきました。名前も知らない少年の親切に、胸がいっぱいになり、思わず涙がこぼれました。
あの少年に助けられたことで、私自身も人の親切に敏感になり、街中でベビーカーを押す方や高齢者に自然と手を差し伸べられるようになりました。助けてもらう立場だった私が、今では助ける側になれたことに感動しています。あの日の出来事は、私の心にずっと残っていますし、子どもが生まれたら、あの少年のように思いやりのある子に育ってほしいと願っています。
著者:吉田咲/40代女性・会社員/10歳の息子を育てる母。会社員。趣味はドラマ鑑賞、アンティークショップ巡り。
イラスト:いずのすずみ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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迷いなく手を差し伸べてくれた男の子の姿、本当に見習いたいですね。困っている人がいても、つい声をかけるのをためらってしまうことはありますが、「誰かが困っていたら、自然と助けられる人でありたい」と改めて感じさせてくれるエピソードでした。
最後にご紹介するのは、妊娠中に電車内で起きたハプニングです。知らない男性からの視線に恐怖を感じていると……!?
電車内で見知らぬ男性からの視線に困惑→恐怖を感じていると突然話しかけられ!?
まだおなかがあまり目立たない妊娠中、電車内での出来事です。私が立っていた前の席には、怖そうな見た目のいかついお兄さんが座っていました。そのお兄さんが私をジロジロと見ていて、なんだか怖いので移動したいなと思っていたら……。
いきなり「あの! 失礼だったらすみません! 座ってください! 」と席を譲ってくださいました。お兄さんの位置からマタニティマークが見えづらかったようで、妊婦さんじゃなかったら失礼だなと声を掛けるのを悩んでくれていたようでした。
私は驚きながら「あ、ありがとうございます」と座らせてもらうと、お兄さんは「こんな見た目なんで怖がらせちゃいましたよね! すみません! 」さらに気遣ってくださり、見た目で判断してしまっていた私こそすみませんという気持ちになりました。
子どもを授かってからは、人の温かさに触れる機会が増えて、私も家族や友人以外にも困っている人がいたら、ちゅうちょせずやさしくしたいなと思いました。
著者:山田 花子/20代・女性・会社員。1児の母。
イラスト:市田スナオ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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見知らぬ人にジロジロ見られると気になってしまいますが、今回の場合は席を譲ろうとしてくれていたと分かり、ホッとしましたね。困っている人やマタニティマークをつけた方がいないか、周りにそっと気を配れる人が増えるといいなと感じるエピソードでした。
いかがでしたか? 今回は、妊娠中に周囲の優しさに助けられたエピソードをご紹介しました。妊娠中は、思いがけない場面で人の温かさに触れることも多いもの。自分自身も、誰かが困っている場面に出会ったときには、そっと手を差し伸べられる存在でいたいですね。
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