右足外側の地面を見ながら振る柳井(撮影:山代厚男)
12月5日(金) 16:15
小柄な体からは想像できないほどの飛距離を叩き出すドラコン女子。最長飛距離、なんと382Yを飛ばす柳井紗奈は「ヘッド3つ分離れた地面を見て打ちます」と語る。その飛ばしのポイントを教えてもらった。
【写真】右足外側の地面を見ていれば体が開かず強く打てる!ドラコン女子の300ヤードスイング
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実際のボールをほとんど見ずに、ヘッド3つ以上離れた仮想ボールを見続けるのは、体の開きを抑えてシャフトのしなり戻りを待つためです。はるか手前にある仮想ボールを見ながら打つことで、体が開いて飛ばなくなる典型的なカット軌道を修正できます。
仮想ボールを意識しても体が開いてしまうなら、切り返しで背中を目標に向けたまま左足に乗ってみてください。重心を水平に移動させれば、体は開かず、捻転差がキープできて飛距離アップにつながります。
また、仮想ボールの位置はシャフトの硬さによって変えています。より硬いシャフトならしなりを待つ時間が短くなるので、仮想ボールは中寄りになります。一度試してみてください。
■柳井紗奈
やない・さな/ 1998年生まれ、福岡県出身。PLDA世界大会では2021年に4位、翌22年には2位に入った。公式最長飛距離は女子日本記録となる382ヤードを誇るJPDAドラコンプロ。
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ドラコン女子の飛ばし方を取材。関連記事『身長162㎝、最長337Yのドラコン女子・嘉数舞美右手はヨコ、左手は上から握る“叩けるグリップ”が飛ばしの秘訣だった』で詳細をチェックできる。
