移民は労働力ではなく人間龍谷大が共生社会への第一歩を考えるコンテンツを公開

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移民は労働力ではなく人間龍谷大が共生社会への第一歩を考えるコンテンツを公開

12月4日(木) 15:30

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「移民」という言葉の定義はなかなか難しい。日本に住む“外国人”の一部を何となくそう呼んでいる場合も少なくないし、人口減少時代の「労働力」として捉えたり、逆にSNSなどの不確かな情報で“ヘイト”に走ったりと、移民を取り巻く環境は複雑になっている。龍谷大学(京都市)は、公式サイトのメインコンテンツ「BEiNG」の最新号で、 「『移民』は労働力ではなく"人間"共生社会への第一歩を考える」 を公開した。

スロバキア出身の国際学部デブナール・ミロシュ准教授が監修。「移民」という言葉は日常的に使われる一方で、多くの誤解やステレオタイプを生んでいる現状がある。記事では、そもそも「移民」とは誰のことなのか、差別撤廃を実現するのは「善意」ではなく「仕組み」であること、分断を越える「社会的想像力」の養い方などについてミロシュ准教授が語っている。移民の多様な実像を捉え、これからの多文化共生社会のあり方を考えるきっかけをつかめる。

政府では、移民がテーマとなる技能実習制度の廃止と「育成就労」制度への移行準備、特定技能制度の拡充などが議論され、移民を「単なる労働力」ではなく「人間」として尊重する方向性が示されている。

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