12月3日(水) 7:00
photo by Atsushi Mihara前回大会を制したトルコをストレートで破って金メダルを獲得し、表彰式に選手全員が電車のように連なって登場したバレーボール女子日本代表。チームの結束力が結果につながったことを改めて感じさせた。キャプテンとしてチームをまとめた梅本綾也華は、「みんなで一緒に喜び合えたことが私にとって一番幸せだった」と手話で喜びと達成感を語った。
photo by X-1陸上の花形・男子100mで連覇を目指した佐々木琢磨(写真右)は3位だった。この日佐々木がマークした10秒63は前回の優勝タイムより速いタイム。「スタートランプが普及してレベルが上がった」と手話を交えて振り返った。2位のスウェーデン選手が漫画『ドラゴンボール』が好きということで、表彰台ではメダリスト3人でかめはめ波を披露した。「ずっと(シニアの大会で)メダルを獲れなかった彼がメダルを獲って感動した」とライバルをたたえた。
photo by X-1かねてより、デフリンピックの見どころに「国歌を手話で歌う場面」を挙げていた水泳の茨隆太郎。今大会では金メダル3個を含む7個のメダルを獲得し、東京アクアティクスセンターに「君が代」を3度流した。今大会1つめの金メダルとなった200m自由形では、最初から歌うことができず、翌日に向けておさらいをし、200m個人メドレーでは手話で歌いあげた。
photo by X-1福島で行われたサッカーは、男女そろって決勝進出の大躍進。女子日本代表のキャプテンを務めるゴールキーパーの伊東美和は、大会前に今年3度目の脳振とうを起こし、ドクターストップによりプレーできなかった。伊藤は日本戦全4試合、ベンチに入りチームを鼓舞し、「悔しい気持ちもあったが、出られない自分を必要としてくれた山本(典城)監督に感謝している」と手話でコメント。決勝前、先発メンバーが収まる集合写真には背番号1の伊藤のユニフォームも収まった。
