『Octane』UKスタッフによる愛車レポート。今回は、1955年ジャガーXK140に乗るロバート・コウチャーが今年の秋のイベントを振り返る。
【画像】愛車ジャガーXK140と筆者ロバート・コウチャー「グッドウッド・リバイバル」の駐車場にて(写真2点)
こうして、クラシックカーのシーズンが今年もまたひとつ終わった。先日、1955年ジャガーXK140に乗って、ベルグレイヴィアのチェシャム・プレイスで開催された「96クラブ」の集会に飛び入り参加した。私の馴染みの場所でやっているとても楽しいイベントで、すぐに立ち寄れるのも魅力だ。
9月初旬、ハンプトン・コート宮殿で開催される「コンクール・デレガンス」へと向かう道中、A3号線を高速で飛ばしたおかげでジャガーのエンジンは十分に暖まった。今年のコンクールは、本当に素晴らしかった。快晴の青空に恵まれたこともあるし、ピーター・ウォールマンやリチャード・チャールズワースなど、『Octane』誌の仲間たちが大勢集まったのもよかった。宮殿の庭園に足を踏み入れる前に、駐車場でアストンマーティンDB6に乗った『Octane』読者のお二人にも出会った。20ポンドの駐車料金は、少々高いとは思ったものの、交通誘導はスムーズで、便利だった。
前回レポートした通り、新しい冷却ファンのサーモスタットをグレアム・ハント社のゲイリーに取り付けてもらった。そのとき、上部のラジエーターホースが水漏れしていないか、確認するようにと言われていたが、幸いにも今回のロードテストですべてが問題ないことが確認できた。
その月の後半には、美しいA283号線をペトワース経由で「グッドウッド・リバイバル」のミーティングへ向かった。この日も出発時は太陽が輝き、XKは歌うように走った。ウェストサセックスの緑豊かな道には、この古き良きサーキットがまさにぴったりだ。
まったくの偶然だったが、駐車したのが『Octane』オランダ版編集長のトン・ロックスのアルファロメオ・ジュリアの隣だった。これは嬉しいサプライズだった。その後、雨の厳しいコンディションの中、素晴らしいレースを観戦して楽しんだ。もしかすると、このイベントは「グッドウッド・サバイバル」と改名すべきかもしれない!
XKは混雑したグッドウッドの泥だらけのフィールドを無事に抜け出し、見事な走りを見せた。私は今も「クラシックカーは一台のみ所有し、故障なくいつでもすぐ走れる状態にしておく」という信念を貫いている。実は、これは忙しいロンドンでは容易なことだ。買い物には自転車を使い、移動には19番バスと地下鉄を利用して、ジャガーは車庫という”巣”で休ませればよいのだから。
文:Robert Coucher
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