「子どもの約4割が浮気で生まれた子」って…“おしどり夫婦”なのに浮気者!? 自由すぎる鳥の恋愛事情

「子どもの約4割が浮気で生まれた子」って…“おしどり夫婦”なのに浮気者!? 自由すぎる鳥の恋愛事情

「子どもの約4割が浮気で生まれた子」って…“おしどり夫婦”なのに浮気者!? 自由すぎる鳥の恋愛事情

12月1日(月) 10:28

“おしどり夫婦”の言葉でおなじみのオシドリですが、実は、その名前のイメージとは正反対の習性を持っているんです……!
\奥が深くて面白い『鳥の世界』/

公園や街中で見かける鳥たち。実はその暮らしには驚きのヒミツがいっぱい!

書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 鳥の話』(日本文芸社)では、さまざまな環境で生きる鳥たちの生態や能力、意外な関係性までを、図やイラストでわかりやすく解説しています。

今回はその中から、 水辺で暮らす水鳥、オシドリ についてお届けします!

その名前のイメージとは正反対の、驚くべき習性とは……?
「おしどり夫婦」の由来であるオシドリは普通に浮気する

※画像はイメージです
名前とは異なる実態
仲の良い夫婦のことを表す「おしどり夫婦」という言葉は、オシドリに由来するといわれています。色鮮やかな羽を持つオスと、落ち着いた色合いのメスが川や湖で寄り添って泳ぐ姿は、確かに仲睦まじく見えます。しかし、オシドリの実際の生態は、そのイメージとは大きく違っているのです。

オシドリは、春になるとオスとメスでペアをつくります。しかし、この関係は一生続くものではありません。 翌年には別の相手とつがいになるのが普通で、ペアでいるのは繁殖期のほんのわずかな間だけなのです 。さらに、メスがつがい以外のオスと交尾する、いわゆる「浮気」もオシドリの中ではよくある話です。

そのうえ、オスは子育てに参加せず、繁殖が終わると群れに戻ってしまいます。雛の世話はすべてメスの仕事です。というのも、 オシドリのオスが派手な羽を持っているのは、多くのメスの注目を集めて自分の子孫をより多く残すため だと考えられているからです。

見た目の印象から「仲良し夫婦」の代名詞となったオシドリですが、その暮らしぶりはずいぶん自由。

鳥の子どもの約4割が「浮気」で生まれた子という調査もあるほど、鳥の世界には人間とは違うルールがあるようです。
オシドリはおしどり夫婦じゃない
おしどり夫婦の語源なのに……

繁殖期が終わるとオスは豹変!

繁殖期が終わると、オスは「イチョウ羽」と呼ばれる華やかなオレンジの羽を落とし、メスのような地味な羽(エクリプス)に変わることがわかっています。
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この続きは、是非書籍でご覧ください。

※本記事は、『眠れなくなるほど面白い 図解 鳥の話』<著:小宮 輝之/日本文芸社>より抜粋・再編集して作成しました。

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