英人気俳優ベネディクト・カンバーバッチが、2016年に発表しながら実現できなかった映画化企画について、ついに動き出す可能性を示唆した。
ポッドキャスト「SmartLess」に出演したカンバーバッチは、ジェフリー・ハウスホールドの古典冒険小説「追われる男」の映画化について語った。「撮影日程はまだ決まっていないが、来年に予定したいと考えている。絶対に作る」と明言。ただし、「浮遊するマントを含む他の大きな契約がある」と述べ、マーベル・シネマティック・ユニバースでドクター・ストレンジ役を再び演じることも示唆している。
「追われる男」は1939年に出版された英国冒険小説の古典で、日本では創元推理文庫から村上博基訳で刊行されている。ヨーロッパの独裁者(強くアドルフ・ヒトラーを示唆)を暗殺しようとする無名の英国スポーツマンが主人公。捕まり、拷問され、死んだと思われるが、イギリスに逃げ帰り、敵の諜報員と警察に追われながら田舎に隠れるというストーリーだ。
「これはオリジナルの逃亡者小説で、イアン・フレミングがジェームズ・ボンドを書くための大きなインスピレーションになった」とカンバーバッチは説明する。過去には1940年に20世紀フォックスが「マン・ハント」として映画化し、フリッツ・ラング監督、ウォルター・ピジョン主演で製作。1977年にはBBCがテレビ映画「孤独な暗殺者」として、ピーター・オトゥール主演で製作している。
「これはオリジナルの逃亡者小説で、イアン・フレミングがジェームズ・ボンドを書くための大きなインスピレーションになった」とカンバーバッチは説明する。
この映画化企画は2016年8月に初めて発表された。当時、フォックス・サーチライトが製作し、マイケル・レスリー(「マクベス」「アサシン クリード」)が脚本を担当、カンバーバッチが製作・主演を務めることが明らかにされていた。
当初は「単なる男性向け映画」と考えたというが、「主人公の動機や結末、そして彼が敵側だけでなく自分の側からも裏切られる様子を探求するにつれ、現在世界で起きている政治情勢にどう関わるかが魅力的だ」と、作品の現代的な意味を見いだしたという。
マーベル作品との兼ね合いがあるものの、カンバーバッチは2026年の撮影実現に強い意欲を示している。
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