【動画】サバンナ八木家の資産公開10万円以上のものがどれだけある?
ライフプランを立てにくい先行き不透明な時代に突入したいま、将来への不安は尽きませんよね。この連載では、超難関資格のFP1級を取得し金融関係のお仕事でも大活躍中の芸人・サバンナ八木さんが、お金にまつわるライトな相談から家族、仕事、住宅、老後などの問題について、ちょっと笑えてフッと心が軽くなるアドバイスをしてくれます。
第4回の相談テーマは「現代っ子のハングリー精神の乏しさ」について。八木さん自身の経験から、人生を飛躍させる“コンプレックスの重要性”にまで話が及びます。子どもとの向き合い方に悩んでいる親御さん必読の内容です!
<相談者プロフィール>
・あかりさん(46歳女性・フリーランス)
・家族構成:夫(46歳)、中学3年生の娘がひとり
・横浜在住
・分譲マンション住み
・夫は自営業
■コンプレックスを埋めることは人生の大きな課題
――中学生の娘はハングリー精神がないというか、他人よりも努力してなにかを手に入れたい!という意欲が欠けているように感じます。それはきっと、うちが裕福ではないにしろ金銭面で苦労をしておらず、欲しいものが簡単に手に入る環境であることも影響しているのでしょうか?
八木さん:
結局人間って、成長するにはコンプレックスをバネにせんとあかんと思うんですが、そのコンプレックスを「お金がない」ということにする必要はないんですよ。というのも僕自身、「小さいときに太ってた」っていうのが強烈にコンプレックスで。「太ってるからモテない」っていうコンプレックスが原動力になって、芸人を目指したという側面もあります。
――それは意外ですね。
八木さん:
僕たぶん、お金にコンプレックスもってたら芸人やってませんもん。金融系とかそっち系に行ってたと思う、ほんまの話。人間って、小さいときのコンプレックスを埋めることが人生においてめちゃくちゃでかい要素になるんです。現に僕なんて、いまだに絶対トレーニングを欠かさないですし。もうええやん、結婚したしって思われるかもしれないけど、そういうことじゃないんですよね。
――たとえ乗り越えることができても、一生コンプレックスに振り回されるその感覚……わかります。
八木さん:
だからね、娘さんの場合、無理にお金関係を締め付けて無駄なコンプレックスを増やす必要なんて全然ないですよ。そこはもう、実際家にお金があるんやったら、そんなんわかるわけで。それこそ高校行ったり大学行ったりすれば、もっと金持ちなんてぎょうさんおるし、そこでまたお金以外のコンプレックスが生まれるかもしれない。結局はなんでも相対評価でしかないんです。その結果として、「自分はこれが苦手だからがんばろう」っていう気持ちが芽生えてくれば、自然とやる気や意欲も出てくると思いますよ。
■干渉せず、それぞれが頑張る姿を見せ合える関係が理想
――わが子であってもしょせんは別の人間ですもんね。娘は娘なりに、コンプレックスをバネにして人生の壁を乗り越えているのかもしれませんね。ちなみに八木さんのご家庭では、どんなことを意識して奥さんやお子さんに接しているんですか?
八木さん:
うちの場合、僕は倹約家でお金に関してシビアなスタンスですけど、奥さんや子どもたちにはまったく強要しません。奥さんがクレーンゲームにいくら使おうとも(笑)、子どもたちが何にお金を使おうとも、僕から注意することはないですね。
――そうなんですね!ちょっと意外です。気になりませんか?
八木さん:
うーん……なんというか、あーせいこーせい言わない方が僕もラクなんですよね。それよりも、僕自身がやってる姿を見せるのがいいみたい。たとえば僕は「勉強せい」とは一切言いませんが、僕自身がリビングで資格の勉強したりするじゃないですか?そんで子どもに「ちょっとテレビ消して。パパ集中したいから」って言うんですよ。そこで子どももハッとなるわけです。
――なるほど。実際に親が勉強に取り組む姿を見せるなんて、普通はあまりないですもんね。
八木さん:
そう。でもいいところだけ見せてるわけじゃないですよ。「次の試験絶対あかんわ……100%落ちたわ。もう全然ダメや~!」とか、目の前で言うこともあります(笑)。そうすると子どもたちもテスト勉強のとき「あ~ダメや~!」って僕の真似するんです。でもそれって、みんなでチャレンジしているからこその姿なんですよね。うちの場合奥さんも勉強してるんで、常に誰かがテスト勉強をしてる状態なんです。家族全員が目標に挑む姿を目の当たりにしているのが日常なんですよね。
――それは理想的ですね。夫と妻、親と子ども、という立場を超えて、各々がチャレンジする姿を見せることが大事ですね。
八木さん:
そうです。勉強だけでなくスポーツでも趣味でも、お父さんやお母さんが頑張ってる姿を子どもに見せるのって、想像以上に良い影響を与えるんじゃないかな、と思います。
撮影=水上俊介
取材・文=野口燈