命がけで国や国民の生命を守ってくれる自衛官。だが、その待遇は、業務内容に対して見合ったものとは言えないという声もよく聞かれる。公務員としての安定感はあるが、多くの自衛官は、50代半ば以降(若年定年制自衛官)または20代~30代半ば(任期制自衛官)で退職することになるという。
そんな中、西武バス(埼玉県所沢市)は航空自衛隊と協力し、航空自衛隊入間基地で11月8日に、自衛官約40人を対象にバス運転体験会を実施した。大型二種免許の保有者数が年々減少する中、より多くの人に運転士職の魅力ややりがいを知ってもらうことと、自衛官が再就職する際のキャリア形成に役立ててもらうことが目的。
当日は、大型免許の有無を問わず、多くの自衛官に運転を体験してもらうため、バス停留所に見立てたパイロンへの横付け停車や現役運転士との質疑応答などを実施。約40人の自衛官は、運転の難しさや楽しさ、また西武バスグループ養成制度についても理解を深めたようだ。
西武バスグループでは、今後もこのような機会を幅広く設けるほか、運転士募集CMの放映など、運転士確保に向けたさまざまな施策を強化し、積極的な採用活動を推進していくとしている。
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