福田雄一監督によるコメディ映画「新解釈・幕末伝」の完成披露試写会が11月27日、都内で行われ、福田監督をはじめ、主演を務めるムロツヨシと佐藤二朗、共演する広瀬アリス、松山ケンイチ、勝地涼、倉悠貴、小手伸也、渡部篤郎、山田孝之が勢揃いした。
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【フォトギャラリー】「新解釈・幕末伝」完成披露試写会の様子
福田監督にとって劇場公開20本目の記念作品で、“みんなが知っているようで知らない幕末”を福田流解釈で実写映画化。革命の志士・坂本龍馬をムロ、幕末の英雄・西郷隆盛を佐藤が演じ、これまで16年間に渡り、福田コメディの歴史を共に歩んできたふたりが初めてダブル主演を飾る。
ムロは「(コロナ禍で)家にいないといけない時期に、やりたいことリスト、やるべきことリストを作って、そこで福田組の看板を背負う側になると決めた」と振り返り、本作で主演を務めることになった経緯を告白する。
盟友である佐藤や福田監督を巻き込む形で、企画が始動し「知らない箱のふたを開けると、こんなに豪華な皆さんが参加してくれた。ちょっと豪華過ぎやしないか(笑)」と目を白黒させ、「くそ真面目に、ふざけきった」と誇らしげだった。
また、佐藤は「特にあえてね、感慨はもたないようにしています。ふたりの歴史はありますけど、あえて通過点」とムロとのダブル主演にも平常心。「福田作品における“いつもの佐藤二朗”は封印し、葛藤を抱える西郷を演じたかった。作品全体の文鎮になれれば」と、作品に重みを与える役割に徹したと明かした。
豪華キャスト陣によるトークや、本作の主題歌「龍」を手掛けた福山雅治から届いたスペシャルメッセージの紹介、金風吹が舞うド派手なフォトセッションを終え、舞台挨拶が終わろうとすると、福田監督が「最後にいいですか?ちょっとお話したいことがあって」と切り出し、本作の製作前に、自身が深刻な体調不良だったことを明かした。
福田監督は「僕はコメディ作家だから、この先、この話をすることは多分2度とない」と前置きし、「実は、ちょっと前まで、だいぶ長いこと体調をだいぶ崩していた」と振り返った。
続けて「そんな最悪なとき、山田くんとムロくんが僕の家に来てくれて、『福田さんが元気になるためだったら、何でもします』って言ってくれて……。情けない上にうれしかったんですよ」と素直な気持ちを語った。
その後も、回復には時間を要したというが「この映画に入る半年前くらいに、奇跡的に回復して、撮影の中打ち上げの席で、山田くんとムロくんが『福田さんとこうやって、また楽しくご飯を食べられると思ってなかったから、本当に嬉しい』って言ってくれた」としみじみ。家族に伝えると「妻が『本当にいい友達を持ったね』って言ってくれて……。僕、ホテルで、ひとり泣きました」と明かした。
そんななか、完成した「新解釈・幕末伝」については、「フルスロットルに戻ったんですよ!」と晴れやかな表情で語り、「監督20作目という以上に、ものすごく大きな意味があって、うちでは“福田雄一復活祭”と呼んでいる。山田くんとムロくん、二郎さんに報いることができた」と感無量の面持ちだった。
「新解釈・幕末伝」は12月19日公開。
【作品情報】
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新解釈・幕末伝
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