セクハラ・性的暴行疑惑によってキャリアが急転した俳優のケビン・スペイシーが、英テレグラフ紙の取材で、現在は実質的にホームレスだと語った。
スペイシーはインタビューで、「ホテルやAirbnbを転々としている。今は文字通り自分の家がない状態だ」と説明。「この7年間で出ていく金額は天文学的だった。ほとんど収入がなく、すべてが出ていくばかりだった」と語り、法廷闘争に追われてきた結果の困窮を明かした。
2024年にはYouTubeトーク番組「Piers Morgan Uncensored」で、長年暮らしていたボルチモアの自宅が差し押さえ寸前であることを告白。「請求書が来ても払えない」と涙ながらに語り、経済的に追い詰められていたことが判明していた。
スペイシーは2017年の#MeToo運動以降、数多くの性的暴行・不適切行為の訴えを受けてきた。22年に俳優アンソニー・ラップによる性的暴行訴訟で、ニューヨークの陪審が無罪認定、翌23年にはロンドンの裁判所で9件全ての性的暴行罪で無罪判決となった。その他の訴訟も棄却や取り下げが相次ぎ、スペイシー本人は一貫して疑惑を否定している。
とはいえ、キャリアは大打撃を受け、Netflixドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」は2017年に降板し、出演作も激減状態にある。
今後についてスペイシーは、「私を再び起用したいと考えている非常に力のある人物と連絡を取り合っている」「業界は権威ある誰かの許可を待っているように感じる」とコメント。その上で、「もしマーティン・スコセッシやクエンティン・タランティーノが明日電話してくれば、すべてが終わる。私は喜んで出演するだろう」と、有名監督からの救いの一手に期待を寄せた。
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Photo by Michael Buckner/Variety via Getty Images