フェラーリ・アニェッリ財団とイタリアの地元機関は、次世代の技術および自動車分野のイノベーターの育成を目的とした教育拠点「M-TECH Alfredo Ferrari」をマラネッロに創設すると発表した。
【画像】フェラーリ・アニェッリ財団と地元機関が協力して、あらたな教育拠点を実現(写真7点)
32000平方メートルの敷地に建てられるのは、4階建ての施設。施設内には40以上の教室に加えて、共用エリア、実験室、ワークショップ、カフェや図書室などの充実した設備が設けられる。ちなみに建物のデザインに関しては、8つの会社を招いて非公開のコンペティションを実施。慎重な協議の結果、決定したという。
なお、本施設で提供されるのは、教育と産業を融合する技術及び職業訓練プログラム。総合教育プロジェクトとなっており、高等学校から大学専門課程、また労働者の継続的専門能力開発に至る幅広い分野をカバーするものとなる予定である。予定されているプログラムは以下のようになっている。
・Alfredo Ferrari 高等教育技術専門学校 (マラネッロ):
エンツォ・フェラーリが設立・寄付した公立学校。現在、約800名の生徒が通学している。対象科目は、CAD から診断技術、ロボティクスから電子工学・自動化技術に至るまで多岐にわたり、機械工学については従来の応用分野に加え、積層造形などの先進分野を含んでいる。
・MUNER (モーターバレー・ユニバーシティ・オブ・エミリア・ロマーニャ):
新拠点内に専用スペースを設け、最先端のワークステーション、専門ソフトウェア、CAD/CAM モデリング機器を配備。高度な機械設計やシミュレーション技術を学ぶことができる。
・ITS メーカーアカデミー:
現在、 Istituto Alfredo Ferrari 内に設置されている施設だが、高度な実験室学習を特徴とする卒業後のコースについては、新拠点内に専用スペースが設けられる予定である。
・継続的専門能力開発コースおよび再訓練コース:
本コースでは、スキル向上を目指す現職技術者にまで学習対象者が拡大する予定だ。
「M-TECH Alfredo Ferrari」の建設は2027年に開始予定。スクーデリア・フェラーリの創立100周年に合わせて、2029年に竣工を予定している。
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