20世紀最大の映画スター、チャーリー・チャプリンのルーツに迫るドキュメンタリー映画「チャップリン」。このほど、日本版本ビジュアルが披露された。また、本作の公開を記念し、チャップリンの名作を一挙に上映する特集企画の開催も決定した。
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【フォトギャラリー】「チャップリン」場面写真
ドタバタ喜劇に庶民の哀愁や社会風刺を巧みに組み込んだユーモア溢れる作品を多く生み出し、世界中の人々を魅了してきたチャーリー・チャップリン。ちょび髭にだぶだぶのズボンと大きなドタ靴、ステッキと山高帽がトレードマークの“放浪紳士”に扮し、笑いの中にさみしさや孤独を抱え、社会のなかで弱い立場の人に寄り添う心優しいキャラクターで愛されてきた。そんな放浪紳士に垣間見えるのは、ロマのアイデンティティ。本作では、チャップリンがロマの血を1/8引き、そのことを誇りに思っていたことが明かされる。極貧の少年時代からアメリカを追放されスイスで過ごした晩年まで、新たな視点で映画の神様チャップリンのルーツに迫る。
チャップリンに関する作品や映像は数多く作られてきたが、本作はチャップリン家が全面的に協力し公認した唯一のドキュメンタリーだ。ジョニー・デップやエミール・クストリッツァら、チャップリンを敬愛する各界の著名人も登場。「キッド」(1921)、「街の灯」(31)、「独裁者」(40)、「ライムライト」(52)など名作の引用に加えて、本邦初公開となる家族が撮影したプライベートフィルムや貴重な記録映像を交えながら、作品に投影されるチャップリンの幼少期の記憶やユダヤ人・共産主義者のレッテル、そして放浪紳士に通じるロマの特徴や文化までをも掘り下げる。
“放浪紳士チャーリー”に扮するチャップリンを肖像画のように大胆に捉えた日本版本ビジュアルは、オリジナルのイラストを基に最先端の技術を駆使し、絵画のように描いた。周りには額縁のように、本作に登場するチャップリンの人生を彩る様々なシーンが並べられている。多くの人にとってモノクロで記憶されたチャップリンをカラーで芸術的に表現したこのビジュアルを、チャップリン家も大絶賛。「父は青い瞳だった」という息子マイケルからのアドバイスも取り入れて忠実に再現した。
本作の公開を記念し、開催されるチャールズ・チャップリンの名作を一挙に上映する特集企画「チャールズ・チャップリン監督作セレクション」(配給:KADOKAWA)は、本作にも登場する「街の灯」「黄金狂時代 サイレント・4K修復版」「ライムライト」「ニューヨークの王様」をはじめとする長編全10本+短編を、角川シネマ有楽町ほか全国劇場で順次上映する予定だ。
ドキュメンタリー映画「チャップリン」12月19日から角川シネマ有楽町ほか全国順次公開。
■日本版本ビジュアルデザイナー成瀬慧コメント
チャップリン像を現代的なイメージで甦らせたいと思いました。
彼の人生とその周縁を一つのキャンバスに凝縮し、彼の内面に静かに迫るように。
全体としてはアイコンとしてのチャップリンと、一人の人間としてのチャップリンが同時に浮き上がるような印象で、このドキュメンタリー映画の入り口になってもらえたらと思います。
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チャップリン
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