【FIFAワールドカップ】プレミアリーグのタレント擁するガーナ代表 攻守にバランスのとれた好チーム

photo by web Sportiva

【FIFAワールドカップ】プレミアリーグのタレント擁するガーナ代表 攻守にバランスのとれた好チーム

11月14日(金) 10:00

提供:
FIFAワールドカップ2026出場国紹介ガーナ

来年北中米で行なわれるFIFAワールドカップ2026の出場国を紹介。今回は日本と対戦するガーナの近況をお伝えする。

【2大会連続W杯出場。2010年にはベスト8】 "ブラックスターズ"の愛称を持つアフリカの強豪ガーナ代表が、W杯アフリカ予選グループIを首位通過し、2大会連続5度目の本大会出場権を手にした。

W杯5度目の出場のガーナ。攻守にタレントを揃えた好チームだphoto by Getty Images

W杯5度目の出場のガーナ。攻守にタレントを揃えた好チームだphoto by Getty Images



ガーナが初めてW杯の舞台に立ったのが2006年ドイツ大会。初出場ながらベスト16に進出する大躍進で、一躍世界にその名を轟かせた。2010年南アフリカ大会でもその勢いは止まらず、ベスト8進出を果たした。

ウルグアイとの準々決勝では、ルイス・スアレスによるハンドでゴールを防がれ、それで得たPKを失敗。当時としてはアフリカ勢初のベスト4進出を惜しくも逃すという、悲劇的な大会となった。

2014年ブラジル大会ではグループリーグ敗退。2018年ロシア大会は予選敗退するなど、一時の躍進から低迷期を迎えた。2大会ぶりの2022年カタール大会は、才能ある若きタレントが台頭してきたものの、ポルトガル、ウルグアイ、韓国と同組になり、1勝2敗でグループ最下位。宿敵ウルグアイへのリベンジも果たせず、敗退となった。

今大会の予選のガーナも決していいスタートではなかった。初戦の格下マダガスカルに後半アディショナルタイムのゴールでかろうじて辛勝。2023年11月末に行なわれた第2戦では、FIFAランキング128位(当時)のコモロにアウェーでまさかの敗戦。

2024年1月のアフリカネイションズカップでグループリーグ敗退になると、クリス・ヒュートンを解任。カタール大会で解任されたオットー・アッド監督が再登板で指揮を執ることになった。

【若手とベテランが融合】 新体制で迎えた第3節マリ戦では、先制を許しながら後半アディショナルタイムにジョルダン・アイェウが決勝点を決めて逆転勝利。そこからは強烈な攻撃陣を中心に、中央アフリカに4-3、チャドに5-0、マダガスカルに3-0と4連勝した。

次のアウェーのチャド戦は引き分けたが、その後は3連勝で走りきった。終わってみれば8勝1分1敗と、2位に勝ち点6ポイント差をつける圧倒的な強さで本戦出場を手繰り寄せた。

今大会のガーナは、アントワーヌ・セメンヨ(ボーンマス)、モハメド・クドゥス(トッテナム)というプレミアリーグでも驚異的な突破力を見せつける、今もっとも勢いのあるタレントを擁する。そこにトーマス・パーティ(ビジャレアル)、ジョルダン・アイェウ(レスター・シティ)、イニャキ・ウィリアムス(アスレティック・ビルバオ)らベテランが経験をもたらし、若手とベテランが融合した非常にバランスの取れたチームとなっている。

多くの選手がヨーロッパ5大リーグでプレーし、アフリカ特有の身体能力を持ちながら、組織的で固い守備で予選はわずか6失点。攻撃も23得点と爆発した。今大会、攻守にタレントが噛み合ったアフリカ希望の星が、南アフリカ大会以来の躍進を遂げるか注目である。

>>後編「モロッコ&エジプト代表」はこちら

【関連記事】
◆【注目コラム】サッカー日本代表がガーナと対戦 その特徴は身体能力? アフリカサッカーをひと括りにしてはいけない
◆【動画】サッカー日本代表のブラジル戦歴史的勝利を林陵平が詳細解説 後半変わったのはハイプレスだけではない
◆【動画】サッカー日本代表の準備は順調か アメリカ遠征を現地解説の林陵平が総括
◆【画像】プレミアリーグ各クラブほか多数 2025-26 欧州サッカー注目クラブ 主要フォーメーション
Sportiva

新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ