コーンズ・モータースと C.P.S.(ポルシェセンター浜田山)が、2025年10月19日(日)、静岡県・富士スピードウェイにて年に一度のオーナー向けイベント「CORNES Day 2025 in Fuji Speedway」を開催した。今年は全国から302台(うちシンガー車両集結台数は日本最多の8台)、総勢670名のコーンズファミリーが集い、華麗なるパレードランが国際レーシングコースを彩った。
【画像】ラグジュアリーカーが富士スピードウェイに大集合!CORNES Dayならではの贅沢なホスピタリティと多彩なコンテンツ(写真36点)
”CORNES Day”は「心躍る瞬間 ”クルマってホント楽しい!”」をコンセプトに据え、フェラーリ、ランボルギーニ、ロールス・ロイス、ベントレー、ポルシェ、さらにシンガー・ヴィークル・デザインという、6大ラグジュアリーブランドのオーナーが一堂に会する特別な一日だ。会場では、サーキット走行プログラム(スポーツ走行、アクティブ走行、ファミリー走行、逆走パレードラン)をはじめ、5ブランド合同による試乗会、最新モデル・希少モデル展示、キッズコーナー、ヘリコプター遊覧飛行や熱気球体験など、多彩なコンテンツが用意された。このイベントの真価は、ただ車を囲う場ではなく、ブランドを愛するオーナー同士、そしてディーラーが一体となってつくる体験空間にある。ラグジュアリーカーに乗る歓び、走る悦び、そして共有する時間――そのすべてが ”CORNES一色” の空気に包まれるのだ。
参加者が最も待ち望んだメインプログラムは、やはりサーキット走行だろう。午前中に催されたアクティブ走行とスポーツ走行では、あいにくの雨模様にもかかわらず、熟練のドライバーたちがウェット路面をものとせず、メインストレートを水しぶきを上げながら300km/h近くの速度で駆け抜けていた。午後のファミリー走行では、家族やパートナーを伴った参加者が”愛車との共走”という贅沢な時間を愉しんでいた。さらには、富士スピードウェイで珍しい逆走パレードランも実施。数百台のスーパーカーとラグジュアリーカーが本コースを逆行する光景は、まさに圧巻であった。
同時に会場内では、”動きを伴う体験”が随所に用意された。試乗会の舞台となったのは、テストコースと安全設備を備えた「モビリタ」。ロールス・ロイス、ベントレー、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェの5ブランドが試乗対象となり、スラローム、低ミュー路、35度バンクなど多様な路面環境を体験できた。街中では味わえないドライビングが、参加者たちの興奮を誘った。
今回はシンガー・ヴィークル・デザインもコーンズデイに登場。10時からはPorsche 911 Carrera Coupe Reimagined by Singerのお披露目も行われた。シンガー創業者兼代表取締役会長のロブ・ディキンソンとチーフドライバーのマリーノ・フランキッティ、元日産チーフデザイナーの中村史郎氏の3名による対談も行われ、シンガーがいかにして始まり、このカレラクーペにどんな思いが込められているかなどが語られた。
ディキンソン氏は、かつてロータスのデザイナーから音楽の世界を経て、自身の理想とするポルシェ911を形にしたことがシンガー誕生の原点であると語る。その情熱を受け、中村氏は「ポルシェへの深い敬意と、細部にまで及ぶ美意識こそがシンガーの真髄だ」と評した。フランキッティ氏は、クラシックなポルシェ911のDNAを受け継ぎながらも現代的なドライビングフィールを追求する開発姿勢に言及。さらに議論は未来へと広がり、EV化の進む時代においても「人が操る歓びや、内燃機関の鼓動がもたらす情緒は決して失われない」とディキンソン氏は語った。機械を超えた存在としての車、人と感性を結ぶアナログの魅力。その尊さを改めて感じさせるひとときだった。
シンガーによってレストア/カスタマイズされた車は全部で8台が集結。ただでさえ見かけることの少ないシンガーがこれだけ集結することは極めて珍しく、フェラーリやランボルギーニの希少モデルを所有するオーナーたちも足を止めた。
ピットにはレーシングカーのフェラーリ 296 GT3も2台展示。展示されたのは、2025 SRO Japan Cupでシーリーズチャンピオンに輝いたゼッケン#296の1台と、GT World Challenge Asiaで激闘を繰り広げるLMcorsaの1台だ。レースの最前線で戦ってきたマシンが放つオーラは、ただならぬ存在感を放っていた。
隣のレーシングシミュレーターも体験可能。腕に覚えあるドライバーでも一筋縄ではいかない本格仕様で、普段からサーキット走行を嗜む人々も真剣な眼差しで挑んでいた。
そのほか、フード/ホスピタリティにも抜かりはない。ピットビルおよび場外広場に出店されたブースには、熊本あか牛のステーキ(antica locanda MIYAMOTO)や気仙沼産フカヒレまん(KUROMORI)、常磐もの海鮮巨大パエリア(El Tragón)、超濃厚豚骨魚介スープと自家製極太麺(中華蕎麦とみ田)など、まるで邸宅での晩餐を思わせる料理が並んだ。特にパエリアは、コーンズデイ仕様の大鍋にスペシャルな演出が施され、来場者の舌をも満たす場となった。
フードエリアは、フェラーリ288 GTOやF40、ポルシェ959、ランボルギーニ・カウンタックといった展示車両の向かいに位置し、歴史的名車を”おかず”に食事を楽しむという、なんとも贅沢な空間が広がっていた。
さらにピットビル内にもパン職人による「BLAN PAN」や、旬のフルーツを贅沢に使ったタルト専門店「Quil fait bon」が出店。参加者の心と胃袋を満たすホスピタリティが、イベント全体の上質な余韻を添えていた。
ピットビルのクリスタルルーム内では、その他にも多彩なアクティビティや展示が用意されていた。コーンズデイは家族で楽しめるイベントでもあり、キッズ向けのプログラムも充実。ミニ四駆やボディペイント、デジタルサーキット、スーパーカーメンコなど、子どもたちは夢中になって遊び、サーキットを駆け抜ける父親を横目に笑顔を見せていた。
キッズコーナー以外にも、フェラーリの849テスタロッサやランボルギーニ・テメラリオといった最新モデルが展示され、写真で見るのとは異なるスケール感や質感に驚く来場者の姿も多かった。コーンズが運営する会員制サーキット「THE MAGARIGAWA CLUB」のプロモーションも行われ、ドライビングシミュレーターによって実際のコースを疑似体験できる企画も人気を集めた。会員制ということもあり、実際に訪れるハードルは高いが、シミュレーターを通じてその魅力を知り、関心を寄せる来場者も見られた。
コーンズデイで体験できるのは車だけではない。今回は空の散歩体験として、熱気球体験とPrivateSkyによる遊覧飛行が用意された。富士スピードウェイのレイアウトを空から眺めれる機会はなかなかない。普段走り慣れている参加者にとっても特別な体験となったに違いないだろう。
今年のコーンズデイも多彩なコンテンツに彩られ、飽きることのない一日となった。五感すべてで楽しむラグジュアリーな祭典。来年はどんな驚きと感動が待っているのか、今から期待が高まる。
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