サンエックスが展開する大人気キャラクター『すみっコぐらし』の映画第4弾がついに劇場公開!ある日突然空から落ちてきた”おうじ”と出会ったすみっコたちは、水不足に陥った空の王国を救うため、大冒険に出発することに。
今回は、このシリーズには欠かせないナレーション担当の井ノ原快彦さんと本上まなみさん、そして『映画すみっコぐらし』シリーズでは初監督を務めるイワタナオミ監督の3人による座談会を開催。本作への想いや、『映画すみっコぐらし』ならではのナレーション収録エピソード、さらにはおすすめの見どころまでたっぷり語ってもらった。
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――『映画 すみっコぐらし』の最新作に出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。
井ノ原:すみっコたちの可愛さを、子どもも大人も一緒に楽しめる空間って「なんてあったかいんだろう」って感じていたんです。
そんな『映画すみっコぐらし』の世界にまた戻ってこられたのは、本当に嬉しいことだなと思いました。
本上:舞台挨拶などで客席を見てみると、皆さんが自分の推しキャラの”ぬい(ぬいぐるみ)”を持ってきてくれていたりするんですよ。
それがもう、すごく楽しくて、嬉しくて、幸せで。私にも”しろくま”という推しキャラがいるんですけど、映画館で自分の大好きなぬいぐるみと一緒に映画を観られる――そんな幸せな時間を過ごせるのもこの映画ならでは。それをまた味わえることを、最高に嬉しく思っています。
――イワタ監督は、『映画 すみっコぐらし』の監督オファーを受けたとき、どんなことを思われましたか?
イワタ:『映画すみっコぐらし』という作品はもちろん知っていましたし、とても有名なビッグタイトルですので、「僕でいいのかな?」って思いました。
嬉しい反面、覚悟も必要だなと感じていましたね。自分自身キャラクターものが大好きで、これまでも子ども向けの作品を多く手がけてきましたので、同じように丁寧に作れたらと思っていました。
――今回の物語はどのように作り上げていったのでしょうか?
イワタ:今回はこれまでとは少し違う、新しい展開のお話にしたいと思っていました。最初に原作のサンエックスさん、アスミック・エースさん、アニメーション制作のファンワークスさん、脚本の角田(貴志)さんと一緒にアイデア会議を開き、僕が提案した「雲の上の王国で冒険する」というアイデアをベースに、みんなで意見を出し合いながら物語を作っていきました。
――かなりスケールの大きいお話になっていますね。
イワタ:僕としては、すみっコたちに冒険をさせてあげたいという想いがあったんです。それに、僕自身ゲームが好きなので、ロールプレイングゲームのような雰囲気をやってみたい気持ちもありました。ちょうどサンエックスさんのほうでも、RPG風の衣装をすみっコに着せてみたいというアイデアがあったようで、うまく方向性が一致した感じです。
すみっコに寄り添う唯一無二の井ノ原の声
――井ノ原さんと本上さんは、今回のお話についてどんな印象を持っていますか?
井ノ原:ロールプレイング的な要素はすごく面白く見てもらえると思います。モンスターの棘を抜くところなんかは「めっちゃ可愛かったよねー」って思いました(笑)。コスプレ的な楽しみ方もできるので、「すみっコたちがこんな姿になるんだ!」っていう驚きもあると思います。
本上:私は、仲間と一緒にいることの大切さをすごく感じました。「ダメかも」って思ったときに、隣に誰かがいてくれるだけで「いけるかも!」って勇気が湧くことって、誰にでもあると思うんです。今回のお話は、そんな”自分にとって大事なもの”を再確認できる物語になりました。
――すみっコたちと冒険の旅に出る、おうじとおつきのコについてはどんな印象がありますか?
本上:頑張りたいけどうまくいかない”おうじ”が、すごく愛おしいんです。ずっと一緒にいるけれど、お互いを想うあまりどうしてあげたらいいのかわからなくなっちゃう――そんな”おつきのコ”とのやり取りには胸がキュンとしてしまって。二人の関係は、きっと皆さんも応援したくなると思います。
井ノ原:「また何もできなかった……」って落ち込むおうじの姿を見ると、「一人で頑張らなくてもいいよ」って声をかけたくなりますよね。
僕にとって、仲間や家族や友達が幸せでいることが一番嬉しいことなので、一人でなんとかしようと悩んでいる子を見ると「一緒にやろうよ」って気持ちになるし、相手の幸せが自分の幸せだとするなら、自分も幸せでいなきゃダメだなって思うんです。
そんなところは、今の自分とすごくリンクしていてグッときました。
――収録時の感想をお聞かせください。
井ノ原:収録は別々だったんですが、「ここは本上さんの優しい声で包み込んでくれるんだろうな」って想像しながらできたので、すごく安心感がありました。
本上:いやいや(笑)。
井ノ原:監督もとても優しく指導してくださって、「いや、いいですねー、いいですねー」っていつも褒めてくださるので、その気になって気持ちよくやらせていただきました(笑)。
イワタ:僕は『映画すみっコぐらし』ビギナーですし、お二人のほうがこの作品のことをよくご存じだと思うので。久しぶりということで思い出すのに少し時間がかかっていたようですが、基本的にはお任せでしたね。
井ノ原:最初、「すみっコ」のイントネーションがちょっとわかんなくなっちゃって(笑)。
本上:確かに(笑)。
井ノ原:でもだんだん気持ちが乗ってきて、声も出るようになって、スピーディーにテンポよく録れたと思います。この映画にしかないような役回りなので、「そうそう、こんな感じだったな」って思い出しながらやっていきました。
本上:井ノ原さんの”すみっコに寄り添うあたたかい声”って、唯一無二のものなんです。本当に癒やされます。『映画 すみっコぐらし』=井ノ原さんの声、というぐらい印象的で、誰よりもすみっコに寄り添っている方だと思います。今回は井ノ原さんの声が入った映像を見ながら収録をしましたが、自分の中で”ピタッとくる瞬間”を感じることができました。
本上がナレーションで目指す、観客と作品世界をつなぐハブ
――井ノ原さんは、ナレーション収録の際にどんなことを心がけていますか?
井ノ原:すみっコたちの邪魔にならないようにしたいと思っていました。
この子たちは、僕らの存在なんて知らないわけじゃないですか。これまでも、すみっコたちのことを”ひっそりと覗く”ような気持ちでやってきたんですが、今回もそんなナレーションが一番正解に近いんだろうなと。
つい気持ちを乗せたくなるときもありますが、そのバランスは監督に委ねて、指示に従って演じさせていただきました。
本上:井ノ原さんの声だからこそ、すみっコたちがすみっコたちのままでいられるんだと思っています。そのバランスって”黄金比”のように完成されたものがあるんですよ。そこに私のナレーションをどこまで加えるか――その絶妙なさじ加減が少し難しくて。でも、監督がうまくコントロールしてくださっているなと感じます。本当はすみっコに寄り添いたい気持ちはあるんですが、私はあえて寄り添わず、ちょっとあっさり・さっぱりした感じでやっています。
井ノ原:それがまたいいんですよ。
本上:「ちょっと冷たいんじゃない?」と感じてもらえるくらいのほうが、面白さが出るんじゃないかと思っていて。すみっコたちに感情移入しながら映画を観ている皆さんと、この作品世界をうまくつなぐ”ハブ”のような存在になれたらと考えているんです。今回はそれがうまくできたのかなと思っています。
井ノ原:素敵だったわー。
――劇場でこの映画をご覧になるファンの皆さんに、おすすめの見どころを教えてください。
イワタ:素晴らしい映像で表現された、これまでにない『映画すみっコぐらし』の世界観は大きな見どころです。雲の表現も、ただの白ではなく色を重ねて表現していて、とてもいい仕上がりになっています。そしてもう一つは、やっぱり”エビフライドン”ですかね。
井ノ原:エビフライドン、いいですよね(笑)。
今回の映画では”とんかつ”と”えびふらいのしっぽ”の”あげあげコンビ”が大活躍するので、そこは僕も推したいポイントです。
イワタ:「これを出すの!?」っていう展開もあって、皆さんもきっと驚くと思います(笑)。ぜひその活躍を楽しんでもらえたら。
井ノ原:個人的には、エビフライドンの衣が”プワーッ”と取れていくところのシーンがむちゃくちゃ良くて。
本上:よかった!
井ノ原:他にも「こんな可愛いことやってくれるの!?」っていう、すみっコたちのサービスカットがたくさんあります。子どもたちが自由に笑って、親子ではしゃげる――そんな優しくてあたたかい空間になっていますので、とにかく映画館で観ていただきたいです。
本上:やっぱり大きなスクリーンで観てほしい。本当に素晴らしい映像になっています。私が一番ツボだったのは、くものたねにじょうろで水をかけて揉んでいたら、どんどん大きくなっていくところ(笑)。自分でもやってみたいなって思いました。『映画 すみっコぐらし』には毎回、「これってどういう状況!?」っていう小さな”謎の仕掛け”がちょいちょいあるんです。そんな面白ポイントもたくさんあるので、ぜひ見逃さずに楽しんでください。
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