「美しく儚い」を作画テーマとするRyoma Kashiwagi | SUPER FILM が切り取るモータースポーツの一瞬を、連載でお届けする。
17 - 19 Oct 2025
Circuit of the Americas- State of Texas
Circuit length : 5.513 km / 56 Laps
Race distance : 308.728 km
Lap record : 1:36.169 / Charles Leclerc ( 2019 )
丘を駆け上がったその先で待ち受けていたのはマクラーレン2台の悲劇だった。
ランド・ノリスとオスカー・ピアストリはそれぞれスプリント予選2~3番手というオーダー。ポールポジションはレッドブルのマックス・フェルスタッペンで、マクラーレンの後方にはザウバーのニコ・ヒュルケンベルグとメルセデスのジョージ・ラッセルが着ける。1コーナーのアペックスでヒュルケンベルグとアウト側から被せていたピアストリが接触。ピアストリはそのまま弾かれラインをトレースしていたノリスを巻き添えに、またヒュルケンベルグはさらにインに入り込んでいたアストンマーティンのフェルナンド・アロンソの右タイヤを突っついてしまう。これによりセーフティーカーが導入。スプリントのファーストアプローチでフェルスタッペンは大量のポイントをマクラーレンからプレゼントされた。
続く日曜日も天候は晴れ。しかしながら風があるため前日よりは体感として暑くはない。決勝56周のオープニングラップは前日と打って変わりF1らしいマニアックなスタートシーンが展開された。各マシンが巧みにラインを描く中、最も上手くスピードを乗せたのはフェラーリのシャルル・ルクレールだろう。ターン5ではフェルスタッペンに迫る勢いだ。彼のフェラーリがレースディスタンスを走り切れるポテンシャルを示していれば、ここCOTAでルクレールの敵となるものは皆無に近いはずだ。
7周目、VSC。ターン15でウィリアムズのカルロス・サインツとメルセデスのキミ・アントネッリのインシデントが原因だった。サインツはこれによりリタイア、またレース後に次戦メキシコGPでの5グリッド降格が言い渡される。21周目、長きに渡って見事なライン取りでノリスの追撃を交わしてきたルクレールだったが遂にその座を明け渡し3位に。
34周目、フェルスタッペンがピットに入った時にはライバルたちは皆タイヤ交換を終えていた。王者は全く危なげなく支配的なレースを展開している。タイヤ交換後、2位争いは相変わらず続き、ノリスの前に再びルクレールが現れる。この週末は精彩を欠くノリスだったが、最後は豪快にマシンをコントロールし予選での順位を奪還。ポイントランキングでのピアストリとの差を縮め、またフェルスタッペンとの差を最小限のダメージで抑えることには成功した。ランキング首位のピアストリは5位に沈み、またレッドブルの角田裕毅は7位で入賞を果たした。
<Starting Grid>
<Result>
a Ryoma Kashiwagi film | 2025
RED KOMODO X | LEICA Apo-Summicron M50mm, Elmarit M90mm
Supported
by
RED DIGITAL CINEMA | Exascend
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