体重が65kgのぽっちゃり体型。痩せてきれいになりたかったけれど、急激に痩せたら顔がこけて老け顔になってしまいました。太っている自分は嫌だったけど、ある年齢を超えてからの急激な体重減少でかなりヤバいことになった体験談を紹介します。
太っていたほうが、顔のシワ・たるみなし
当時48歳なのに30代に見られることが多かった私。太っていたため、顔がふっくらしてシワもたるみもなく、かなりの若見えだったのでしょう。シングルの私は、仕事場のご近所の人から、良い人を紹介すると言われ、紹介されたのはなんと!38歳の会社員でした。
「あの~、私、もうすぐ50歳なんです」と伝えると、ご近所の人は絶句!「あ~、へ~、そうなの……」と、この話はなかったことにされました(笑)。それほどまでに若く見えた私ですが、なんとたった2カ月で、実年齢+5歳の老け顔になってしまったのです……。
介護で体力を使い、エネルギーを消費
老け顔になったのは、急激な体重減少のせい。しかも自然に体重が落ちたのです。その原因は次の4つ。
(1)父の介護、(2)仕事のしすぎ、(3)食べる量の減少、(4)睡眠不足
です。
まず
1つ目の「介護」問題
。父が体の動かない病気になり、介護生活が始まりました。父は痩せてはいるものの、骨格がしっかりしていて、実際はかなり重かったのです! でも、施設に入ることを断固として拒否! 何度も説得を試みたもののダメでした。それでだんだんかわいそうになってしまい自宅でみることになったのです。
体は動かないけれど、トイレは自分で行きたいという父に、頑張ってトイレまで連れていき、食事もみんなとしたいというのでリビングまで連れていき、そんな生活をしていたら、介護するほうはかなりエネルギーを消費していたようです。
どんなに楽しい仕事でも、年齢を考えないと!
2つ目の「仕事のしすぎ」
については、急に大きな仕事が入り、とてもおもしろそうだったので引き受けてしまったことによるもの。父の介護で仕事をセーブしてきたのに、目の前のワクワクする仕事に飛びつきました。
今考えると、もう若くないのだから自分ができる仕事量はわかっているはず。もう踏ん張りはきかないですし、疲れは顔に出てしまう。ワークライフバランスは大事です。本当に……。
つい忘れがち!食事はしっかりとるべきだった
3つ目の「食べる量の減少」
については、仕事も忙しくなり、さらには父の介護で毎日切羽詰まっているような状態。食事をとっていなかったようなのです。なぜ、他人事? そう、食事をとったかどうかもわからないくらいの多忙でした。
そして
4つ目の「睡眠不足」
。仕事と介護が重なれば、睡眠不足にもなります。そんなこんなで、65kgあった体重が50kgに、たった2カ月で10kg以上の減少。その代償は大きかった! 頬がこけ、顔の皮膚がたるみ、顔がまるで「ムンクの叫び」のようにこけてしまったのです。
まとめ
年を取ったら急激な体重減少は絶対にダメだと痛感! 老け顔一直線です。以前、ダイエットの取材で医師からこんなことを聞きました。人間は、一番大切な内臓を守るために、おなか周りは最後に脂肪が落ちるとか。そのため、顔や胸など本来脂肪が少なくてもよい部分から先に落ちる。顔と胸のふっくらは、若さの象徴です。
若いころなら顔痩せはうれしいけれど、年を取るとたるみが出て一気に老け込みます。胸が落ちるのも切ないですし……。美しく痩せるためには「時間をかけて、じっくりとゆっくり、のんびりと」。私が得た教訓でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:かなよし/50代女性・ライター。少し前までぽっちゃりさん。そのせいで30代に見えたのに痩せたら胸のサイズダウン&顔痩せで老化が加速。スリムになった体型はキープしつつ、以前のように戻るために、食事と筋トレでコントロール中。若見えメイクに興味津々。
イラスト/村澤綾香
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
監修者:医師 女性医療クリニック院長 沢岻美奈子先生 乳がん検診を含め、女性特有の検診をワンストップでできる神戸の婦人科クリニック「沢岻美奈子女性クリニック」院長。市検診や企業検診含め、年間約3000件の検診をおこなっている。乳がんサバイバーも多い更年期世代の患者さんとのやりとりを通じて日常の診察で感じ考えることや、女性のヘルスケア専門医目線での医療情報をInstagramに毎週投稿し、podcastでも「女性と更年期の話」で発信している。
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