【夏の甲子園2025】横浜高、歴代ベストナイン 松坂大輔、筒香嘉智、近藤健介...日本代表がずらりと並ぶド迫力布陣

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【夏の甲子園2025】横浜高、歴代ベストナイン 松坂大輔、筒香嘉智、近藤健介...日本代表がずらりと並ぶド迫力布陣

8月17日(日) 6:45

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甲子園名門校の歴代ベストナイン〜横浜高編

8月5日から始まった第107回全国高等学校野球選手権大会。連日、熱い戦いが繰り広げられているが、この夏の出場校のなかから、これまで甲子園で数々の名勝負を繰り広げ、多くの名プレーヤーを輩出した名門校の「歴代ベストナイン」を、40年以上にわたり現場取材を続ける戸田道男氏に選出してもらった。

今春のセンバツを制し、この夏には史上2校目となる2度目の春夏連覇を狙う横浜高校。甲子園での輝かしい歴史と数多のスターOBによって「高校野球の象徴」とも呼ばれる存在のベストナインは? 松坂大輔を筆頭に、球史を彩った名選手たちがずらりと顔を揃える贅沢きわまりない布陣を見ていこう。

横浜高歴代ベストナイン

1(右)万波中正

2(遊)緒方漣

3(中)鈴木尚典

4(三)筒香嘉智

5(捕)近藤健介

6(一)愛甲猛

7(左)長崎誠

8(二)安西健二

9(投)松坂大輔

1998年春夏連覇を達成した横浜高の大エース・松坂大輔photo by Sportiva

1998年春夏連覇を達成した横浜高の大エース・松坂大輔photo by Sportiva





【エースは松坂大輔の一択】今春センバツの優勝校で、今夏は史上2校目の「2度目の春夏連覇」を狙う横浜高。これまでに春夏合わせて6度(春4、夏2)の甲子園優勝を誇り、高校球界屈指の強豪としてその名は全国に鳴り響いている。OBには数多くのスター選手がずらりと並び、過去にNPBでプレーした選手は現役21人を含めて78人にも上る。

この横浜高で歴代ベストナインを選定するとなると、あまりにも贅沢なメンバーがそろい、選び手によって千差万別となるのは避けられない。さまざまな異論があるのは承知のうえで、時空を超えた夢のベストナインの一例の選考に取りかかってみよう。

選定が難しいとは言ったが、各ポジションのなかでもピッチャーだけは例外で、あまり議論の余地はないのではないか。

ひとりにマウンドを任せるとしたら、1998年春夏連覇のエース・松坂大輔(元西武ほか)をおいてほかにない。史上5校目の春夏連覇のマウンドを守り、夏の甲子園決勝でノーヒットノーランという離れ業。その後、日本だけでなくメジャーリーグに渡っての活躍まで含めると、あらためてその存在感の大きさに気づかされる。

もちろん松坂以外にも、彼がいなければナンバーワン投手になってもおかしくない投手たちがきら星の如くいる。

1973年春優勝投手の永川栄植(元ヤクルト)、「和製トラボルタ」として人気を博した中田良弘(元阪神)、1980年夏優勝の愛甲猛(元ロッテほか)、MLBでも投げた高橋建(元広島ほか)、2003年春準優勝の成瀬善久(元ロッテほか)らをはじめ、涌井秀章、柳裕也(ともに中日)、伊藤将司、及川雅貴(ともに阪神)、石川達也(巨人)、藤平尚真(楽天)など投手だけで10人がNPB現役選手。この面々がブルペンに控える投手陣は想像しただけでも強力だ。

2011年に春夏甲子園出場を果たした近藤健介photo by Ohtomo Yoshiyuki

2011年に春夏甲子園出場を果たした近藤健介photo by Ohtomo Yoshiyuki





【控えメンバーも超豪華布陣】つづいて、捕手、内野、外野の野手陣の選考はひたすら頭が痛い。高校時代から複数ポジションを守れる選手が多く、入れたい選手をもれなく入れるために、パズルのようにポジションを動かして、何とかメンバーを固めてみた。

キャッチャーは、高校時代のポジションに準じて近藤健介(ソフトバンク)を入れる。2024年パ・リーグMVPで首位打者。球界ナンバーワンのバットマンとして現在は外野を守るが、2011年春夏の甲子園には捕手で出場した。

ファーストは1980年夏優勝のエースで、プロ入り後野手に転向した愛甲猛。セカンドは愛甲と同期で1年時の78年夏の甲子園で本塁打を打った安西健二(元巨人)を入れたい。

サードは2008年春に背番号5で甲子園に出場、同年夏は背番号3で大会3ホーマーの筒香嘉智(DeNA)、ショートは将来性を買って、1年生で出た2021年夏の甲子園で逆転サヨナラ本塁打を放った緒方漣(現・国学院大)に任せよう。

外野手は、初出場初優勝した1973年春の初戦でサヨナラ満塁本塁打の長崎誠と、2年時の1989年夏に4番打者を務めNPBで2年連続首位打者の鈴木尚典(元DeNA)に加え、3年連続夏の甲子園出場(2016〜18年)し、現在は日本ハムの主砲を務める万波中正の3人が守る。

捕手はNPB通算687試合出場の吉田博之(南海ほか)、松坂の女房役・小山良男(元中日)や2006年春優勝の福田永将(元中日)らがバックアップ。

そのほか、内、外野には、1981年セ・リーグ盗塁王の青木実(元ヤクルト)、1993、94年の甲子園出場に強力打線を組んだ紀田彰一(元横浜ほか)、斉藤宜之(元巨人ほか)、多村仁(元横浜ほか)のトリオ、通算877試合出場の名手・阿部真宏(元近鉄ほか)、1998年春夏連覇の中軸・小池正晃(元横浜ほか)、後藤武敏(元西武ほか)、2006年春優勝メンバーの高浜卓也(元阪神ほか)、2013年夏の甲子園で本塁打を打った高浜祐仁(元日本ハムほか)、ドラフトの目玉として2024年にDeNA入りした度会隆輝ら、数え上げればきりがないほどの強力メンバーがベンチにひしめく。

だれをどう起用しても、強力ラインナップが出来上がること間違いなし。横浜はまさに人材の宝庫だった。

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