4月26日(土) 0:10
反則金を払うのが難しい場合、身近な人に相談することも一つの方法です。例えば、家族や友人に事情を話し、サポートをお願いすることで一時的に解決できるかもしれません。
ただし、お金の貸し借りはトラブルになる可能性があるため、注意が必要です。借用書を作ったり、返済計画を示したりして、誠実な態度で交渉するとよいでしょう。
他にも、即日払いに対応しているアルバイトをすることも一つの手段です。働いたその日に現金が手に入るため、反則金の支払いといった急な出費にも対応しやすくなります。
なお、原則では不可能とされていますが、個々の事情によっては、分割払いの相談の余地もあるかもしれません。具体的な状況や地域によって異なるとされるため、該当の管轄機関に問い合わせるとよいでしょう。
速度違反をした場合、反則金を払わないと、催促状や督促状が届きます。これを無視し続けると、警察から出頭要請が来ることがあるようです。出頭要請にも応じず、長期間放置した場合は刑事手続きに移行し、逮捕されるケースもあります。
逮捕後は刑事手続きが進められ、起訴される可能性もあります。有罪となった場合、罰金刑などの刑事罰が科せられることになるでしょう。罰金を払わなければ、財産の差し押さえなどが行われるおそれもあります。
なお、逮捕に至るかどうか、その時期などについては、状況によって異なるとされています。
最後に補足として、速度違反をした場合の反則金額を解説します。
道路交通法施行令によると、普通車の速度違反の反則金は図表1の通りです。
図表1
速度超過の種類 | 反則金額 |
---|---|
高速道路35キロメートル以上40キロメートル未満 | 3万5000円 |
高速道路30キロメートル以上35キロメートル未満 | 2万5000円 |
25キロメートル以上30キロメートル未満 | 1万8000円 |
20キロメートル以上25キロメートル未満 | 1万5000円 |
15キロメートル以上20キロメートル未満 | 1万2000円 |
15キロメートル未満 | 9000円 |
※デジタル庁e-Gov法令検索「道路交通法施行令」に基づき筆者作成
道路交通法施行令に基づく普通車の速度違反の反則金は、速度超過の程度によって異なります。
例えば、高速道路では、30キロメートル以上35キロメートル未満で2万5000円、35キロメートル以上の超過で3万5000円です。このように、超過速度が大きいほど反則金も高額になります。
反則金が難しい場合は、家族や友人に相談する、即日払いのアルバイトを探す、分割払いが可能かどうかを管轄機関に相談をするといった対策が考えられます。
また、お金を借りる際は、トラブルへの発展を避けるためにも借用書を用意し、返済計画を立てることが大切です。
反則金の未納は、最終的に財産の差し押さえや刑事手続きに進むおそれがあるため、早急に支払うことが望ましいでしょう。
デジタル庁e-Gov法令検索 道路交通法施行令別表第6
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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