【写真】色気のある微笑みを浮かべる由美かおる“不二子”

天知茂さん主演で描かれる江戸川乱歩原作のサスペンスドラマ「江戸川乱歩の美女シリーズ」(毎週日曜、ＢＳ松竹東急[全番組無料放送・260ch])。4月27日(日)の昼3時からは、由美かおるが美女役で出演するシリーズ第6作目「黄金仮面 妖精の美女」が、高画質で世界観により没入できる“HDリマスター版”で放送される。そこで今回は、本作のあらすじや見どころを紹介していく。

■美女たちの官能シーンや痛快アクションが満載の「江戸川乱歩の美女シリーズ」

天知さんらが演じる明智小五郎が、抜群の推理力と華麗な変装で複雑怪奇な難事件を解決していく本シリーズ。

美青年が餌食になる“人間標本製造機”や人間を襲う“時計台の歯車”など、創意工夫を凝らした奇抜なセットがたびたび登場し、その精巧なつくりに感心させられる。また、ド派手なカーアクションや、ヘリコプターを使った手に汗握る脱出劇など、サスペンスドラマとは思えないような迫力満点のアクションシーンも見どころだ。

そして“大人向けの作品”として、毎話登場する美女たちの妖艶なシーンにも注目。ジュディ・オングや片平なぎさ、萬田久子ら名だたる女優ふんする“美女役”の入浴シーンや、明智を雰囲気たっぷりに誘惑するシーンなど、思わず目が釘付けになる描写が散りばめられている。

1978年に放送された「黄金仮面 妖精の美女」で美女役・不二子を演じるのは、女優の由美かおる。1966年に芸能界デビューして以降、数多くの映画やドラマに出演してきた。特に時代劇「水戸黄門」シリーズではかげろうお銀や疾風のお娟を演じ、お茶の間からの人気を集める。2023年4月からは女優業のほかに、港区観光大使や“呼吸法”のレッスンコーチなど、活動の幅を広げている。

■「黄金仮面 妖精の美女」あらすじ

突然現れては国宝級の古美術品を次々と盗み出す、神出鬼没の“黄金仮面”が巷で話題に。探偵の明智小五郎(天知さん)も職業柄、この“黄金仮面”との対決を密かに望んでいた。

そんなある日、大島喜三郎(松下達夫さん)という富豪のもとに“黄金仮面”から犯行予告が届く。それは、ロベール・サトーというフランス商社の東京支店長が訪問する日に、愛蔵の古美術品を盗むという内容のものだった…。

明智が予告当日に大島邸へ向かうと、ロベール(伊吹吾郎)が大使館に勤務している友人ジョルジュ(ジェリー伊藤)を連れてやって来る。大島家にはロベールの恋人である長女・絹枝(結城美栄子)のほかに、次女・不二子(由美)、三女・美子(岡麻美)の3姉妹がいた。そしてロベールとジョルジュは大島家の人たちとともに古美術品の鑑賞をするのだが、案内に疲れた美子が先に入浴をしていたところ、彼女は突然“黄金仮面”に襲われ亡くなってしまう。

その後、近くの植え込みに仮面が落ちていたことから、“黄金仮面”による犯行ではと一同は推測。しかし、明智は大島家の美術館事務員・小雪(野平ゆき)が、美術館事務長を巡って三角関係にあった美子を殺したのではないかと考える――。



■美しすぎる着物姿の由美かおるに注目

本作は江戸川乱歩の『黄金仮面』が原作で、ヨーロッパを荒らし回り、怪盗ルパンの再来と恐れられる黄金仮面が登場。黄金仮面は第11作目で再び明智の前に立ちふさがるなど、明智のライバルともいうべきキャラクターであり、明智と黄金仮面による激しいアクションや、クライマックスでのカーチェイスなど見どころ満載となっている。また、オープニングでの明智の“一人語り”がいつもより一層細やかになるなど、随所から制作陣の力の入れようもひしひしと伝わってくる。

そんな本作で美女役を演じた由美かおるにも注目。フランス人のジョルジュに一目惚れされ恥じらう姿や、着物姿でお茶を差し出す姿など、美しくも奥ゆかしい不二子を熱演し、緊迫したストーリーの中で、その魅力でたびたび見るものの目を釘付けにする。

はたして明智は、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた黄金仮面の企みを打ち破ることができるのか…2人の対決の行方から目が離せない。



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