【漫画】ヤマタノオロチの子孫は寒いと蛇に…温めて人間に戻してくれる女子高生との青春ラブストーリーに「キュンだわぁ」の声

コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、2025年1月よりXとpixivにて連載中の、栗みやさんが描く『蛇神くんは寒いと変身しちゃうから』より、第2話をピックアップ。こちらは4月22日にコミックスも発売される作品だ。

栗みやさんが1月2日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、4.6万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、栗みやさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。

■寒いと蛇に変身しちゃう同級生



伝説の妖怪・ヤマタノオロチの子孫であるという同じクラスの蛇神くんは、寒いとヘビになってしまい、温めると人間の姿にもどる体質であった。

登校中、蛇の姿になってしまっている蛇神くんを見つけた春名は、自身のマフラーやカイロを蛇神くんに巻き付ける。体温が上がった蛇神くんは、人間の姿に戻り、春名のカイロを弁償すると言って一緒にコンビニへ。

コンビニではレジでクレームを叫ぶ男性がおり、それを見た春名に「見せ物じゃねぇぞ」とクレーマーが突っかかってくる。春名を守るように前に出る蛇神くんは、「お兄さん買わへんならレジええですか？」と笑顔で言う。すると、怒ったクレーマーは「殺すぞチビ」と言うが、蛇神くんのすごんだ顔に恐怖をおぼえ、手に持っていた冷凍食品や氷が入った袋を蛇神くんに当ててしまう。

体温が下がってしまった蛇神くんは蛇の姿に。怯えたクレーマーはその場を去っていく。怖がる店員さんに春名は「友達です！」と言いかばう。すると体温がまた上昇し、蛇神くんは人間の姿に戻るのだった…。

作品を読んだ読者からは、「巳年に激オススメ漫画」「素敵な作品に出逢ってしまいました」など、反響の声が多く寄せられている。

■作者・栗みやさん「ヒーローとヒロインが「接触する理由をもつ」ラブコメを描きたいと思った」



――巳年にピッタリな『蛇神くんは寒いと変身しちゃうから』は、どのようにして生まれた作品ですか？きっかけや理由などをお教えください。

ヒーローとヒロインが「接触する理由をもつ」ラブコメを描きたいと思ったのがきっかけです。

接触する理由を何にするか考えて「あたためる」というのを思いつきました。

そこから「何故あたためる必要があるのか」を考えて「寒いと変身しちゃう」という企画が生まれました。

ネーム自体は3年前くらいにできていたのですが、そこから紆余曲折あり、いろんな人に助けていただいて今年から連載となりました。

巳年だったのは本当に運が良かったです…笑

――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。

キャラクターの行動に無理がないことを意識しています。

こういう事はしなさそうだな、言わなそうだな、ということはしないように気をつけています。

――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

「怖い蛇」から「ゆるいヘビ」になるシーンは楽しく描いています。

物語に緩急がつくように感じるのと、自分自身が「怖いとかわいいのギャップ」が好きなので。

――普段漫画を描かれる際、どういったところからストーリーやキャラクターの着想を得られることが多いですか？

ストーリーは「必要なシーン」と「入れたいシーン」の組み合わせで考えています。

キャラクターは「自分の好み」や「ストーリーに必要な要素」から考えています。

着想はよくわからないのですが…漫画を読んだり、映画を観たり、配信を聞いたり、人と話したりして「おもしろいな」「好きだな」と思った事をメモに残したりはしています。

それをそのまま使ったりはしないですが「どうしてここが良いと思ったんだろう」と考えて、自分が好きなものを理解しようとする中で、巡り巡ってどこかで作品に反映されるような感じがします。

――Xの投稿には多くの反響とコメントが寄せられていますが、特に印象に残っているものはありますか？

Xで蛇神くんについて、ご友人どうしで会話している方を目にした時はすごく嬉しかったです。

日常会話で作品を話題にしてもらえることってそうそうないよなぁ…と。

そもそも時間をつかって漫画の感想を書いていただくこと自体すごいことなので、コメントは全部とても有難いです。

制作の励みにさせていただいてます。

――『蛇神くんは寒いと変身しちゃうから』が4月22日にコミックスとして発売されますが、栗みやさんの今後の展望・目標をお教えください。

自分自身が楽しく描きながら、誰かの日常の傍らで、続きを楽しみに思ってもらえるような作品を目指してがんばりたいです！

――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。

蛇神くんはSNSの反響から続きを描くことができた作品です。

応援いただいて、本当にありがとうございます。

この物語がどこまで続けられるのかも含めて、エンタメとして一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。

今後を楽しみに思ってもらえるよう頑張ります！



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