世界5億人のプレイヤーを魅了する人気ゲーム「マインクラフト」の映画化作品が、映画界に新たな活力をもたらしている。「マインクラフトザ・ムービー」は2週目の週末でも好調を維持し、全世界興行収入は間もなく5億ドルを突破する見込み。低迷していた今年の映画業界に新たな活気をもたらしている。
ジャレッド・ヘス監督(「ナポレオン・ダイナマイト」「ナチョ・リブレ」)がメガホンをとった本作は、ジャック・ブラック、ジェイソン・モモア、「ウェンズデー」のエマ・マイヤーズらが出演する家族向けファンタジー。普通の人々が突如として立方体の世界「オーバーワールド」に引き込まれ、熟練のクラフター、スティーブ(ブラック)に導かれながら、クリーパーやピグリン、ゾンビなどのゲームキャラクターと戦い、現実世界への帰還を目指す物語だ。制作費は1億5000万ドルと伝えられている。
2週目となる今週末の北米興行収入は約8000万ドルと推定され、前週からの下落率は51%にとどまっている。これは予想以上の好調な維持率だという。
この数字は、過去の大ヒットゲーム映画化作品「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」(2週目の下落率36%、北米興収9200万ドル))や、人気ファッションドールの映画化「バービー」(2週目の下落率42%、9300万ドル)には及ばないものの、「マインクラフト」が単なるゲームファン向けの作品を超え、幅広い観客層に支持されていることを証明している。
初週の世界興収は当初3億1300万ドルと報じられていたが、最終的には3億2000万ドルに上方修正された。公開から1週間で北米だけで2億ドルを突破し、すでに今年公開のマーベル作品「キャプテン・アメリカブレイブ・ニュー・ワールド」(8週間で4億1000万ドル)を上回る勢いだ。
世界興収5億ドルを超えが目前で、最終的に2025年初の10億ドル越え作品になる可能性が高い。来週のイースター休暇を控え、「マインクラフト」はさらなる観客動員が期待されている。学校が休みとなる期間に家族連れの観客が増加することで、好調な興行成績が続くとの見方が強い。
「マインクラフトザ・ムービー」は日本では4月25日に公開される。
【作品情報】
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マインクラフトザ・ムービー
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