開幕戦から3連戦を終えた谷田侑里香が得た収穫とは?(写真はセントラル・フロリダ選手権)(撮影:ALBA)
4月9日(水) 5:00
高校1年間と大学4年間を米国で過ごした谷田侑里香(たにだ・ゆりか)は、米女子下部にあたるエプソン・ツアーを主戦場とするプロゴルファーだ。昨シーズンは下部ポイントランキング52位でシードを獲得した。目指すは、長年夢見てきたLPGAツアー参戦。その姿を追う。
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みなさん、こんにちは! 私はいま、フロリダ州で過ごしています。エプソン・ツアーの第3戦「IOAゴルフクラシック」(3月14~16日)に出場してきました。結果は2日間でトータル4オーバーの予選落ち。プレー中にアクシデントもありましたが、3日間戦うことができず、とても悔しかったです。
初日からスイングの力みが出てしまい、ショットが乱れ、トリプルボギーなどスコアを叩いてしまいました。その力みは2日目も続いてしまい、前半の6ホール目あたりでショットを打ったときに腰から太ももにかけて痛みが生じ、歩くことも辛い状況になりました。原因は力みからくるもので、筋肉がかたまってしまったようです。
あまりケガをするタイプではありませんでした…。日頃から体のケアをしていても、このようなことが起きますし、自分で責任をもって、もっとやらないといけない。長時間移動の運転など、気づかぬうちに疲労がたまっていたのかもしれませんが、ケガをするということは、もともとのスイングにも原因があると思うので、そこもしっかり見直していきます。
万全な状態で試合に挑みたい。そう今回の経験で深く考えさせられました。試合のあとは一週間ほど練習を休み、いまは再開できるまでには回復しています。
さて、エプソン・ツアー開幕戦からの3連戦が終了しました。私がそこで得たことは、試合中にいろいろと考えすぎてしまうところでした。以前からの課題で、ショットが思い通りにいかないときに修正ができるようにと、スイングのこと、マネジメントのことなどを考えすぎていたので、もう少し自分の感覚でプレーができたらいいなと思いました。そうすれば、もっと目の前の一打に集中ができた、と感じます。
考えることも大事だと思うのですが、感覚でやっていくことも大事。そこのバランスが難しい。ゴルフは心技体のスポーツ。これは試合で実践しないとわからなかったことなので、今回すごく勉強になりました。この先につなげられるように、次の試合までの期間でスイングの見直し、考え方を変えていけるように取り組んでいきます!
次の試合は、カリフォルニア州で4月21日に行われる「全米女子オープン」の予選会です。そのあと、エプソン・ツアーの第4戦「IOA選手権」(4月25日~27日)に出場します。そこからは4試合連続になるので、オフ期間の成果がどのように出るのか、楽しみな気持ちがあります。
まずは、全米女子オープンの予選会を突破できるように頑張ります! みなさん、引き続き応援よろしくお願いいたします!