4月3日(木) 17:20
ハイウェイホテルは複数の高速道路上にあります。以下はいくつかのホテル例です。
●E-NEXCO LODGE 佐野SA店(東北自動車道)
●レストイン時之栖 足柄SA上り(東名高速道路)
●ファミリーロッジ旅籠屋 吉野川SA店(徳島自動車道)
●ファミリーロッジ旅籠屋 宮島SA店(山陽自動車道)
各ホテルによって異なりますが、充実した設備を備えているところも多いようです。例えば「E-NEXCO LODGE」では、各客室の広さが約25平方メートルで、クイーンサイズのベッドが2台あります。バスやトイレのほか、エアコン・冷蔵庫・インターネット・テレビも備えています。
ハイウェイホテルを使うメリットとしては、以下の点が挙げられます。
●高速道路を降りずに利用できる
●リーズナブルな料金で泊まれる
●ETC深夜割引を適用するうえで便利
それぞれのメリットの詳細を解説します。
ハイウェイホテルはサービスエリアやパーキングエリア内にあるため、わざわざ高速道路を降りる必要がありません。目的地まで高速道路を走行し続けたい場合、途中のハイウェイホテルで1泊できれば効率的に移動できます。
また、高速料金を一度精算する必要がないため、料金計算がシンプルになるでしょう。さらに後述するETC深夜割引を利用するうえでも便利です。
ハイウェイホテルは比較的安い料金で宿泊可能です。表1はハイウェイホテルの料金の一例です。
表1
宿泊人数 |
1室あたりの料金
(曜日や時期によって5段階の料金設定) |
---|---|
1名 | 4400円~1万8700円 |
2名 | 7700円~2万2000円 |
3名 | 9900円~2万3100円 |
4名 | 1万1000円~2万4200円 |
5名 | 1万2100円~2万5300円 |
出典:西日本高速道路株式会社「ハイウェイホテル 施設・サービスガイド|宿泊・シャワー施設」を基に筆者作成
表1の宿泊施設の場合、安い時期(エコノミーシーズン)であれば4名利用で1人あたり2750円からの利用が可能です。
「ETC深夜割引」とは、以下の時間帯にETCを利用した高速道路走行をすると、料金が30%割引されるサービスです。
・毎日午前0時~午前4時の間
上記時間帯に、対象道路のインターチェンジを出入りすると割引が適用されます。時間帯をまたいで走行しても対象になります。一方、0時前に高速道路を出てしまうと対象になりません。
割引を適用するために、この時間帯に高速道路を利用する人は少なくないでしょう。しかし「午前0時~午前4時に動くのは難しい」と感じる人がいるかもしれません。そんなときはハイウェイホテルを利用すると、しっかり休みを取りつつ深夜割引も適用できます。
例えば夜10時まで運転してハイウェイホテルにチェックインし、翌朝8時に運転を再開したい場合、午前0時~午前4時の間は高速道路上にいることになります。深夜割引が適用されるため、高速料金がお得になるでしょう。
なお、東日本高速道路株式会社によると、深夜割引は「NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する全国の高速道路及び宮城県道路公社の仙台松島道路」が適用対象です。京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は対象外のため、注意しましょう。
ハイウェイホテルは高速道路上にある施設のため、わざわざ高速道路を降りずに利用できます。宿泊料金も時期や人数によってはリーズナブルに泊まれます。
さらに、ETC深夜割引を適用するうえで便利です。コスパよく長距離移動したい方は、利用を検討するとよいでしょう。
西日本高速道路株式会社 ハイウェイホテル 施設・サービスガイド|宿泊・シャワー施設
東日本高速道路株式会社 ドラぷら E-NEXCOドライブプラザ ETC深夜割引
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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