中村吉右衛門さん主演、“鬼の平蔵”が活躍する「鬼平犯科帳 第6シリーズ」無料放送あらすじと見どころに迫る

「鬼平犯科帳」より/(C)松竹

中村吉右衛門さん主演、“鬼の平蔵”が活躍する「鬼平犯科帳 第6シリーズ」無料放送あらすじと見どころに迫る

4月3日(木) 8:00

「鬼平犯科帳」より
【写真】笑顔を浮かべる中村吉右衛門さん“平蔵”

中村吉右衛門さん主演の時代劇「鬼平犯科帳 第6シリーズ」(1995年、全9話)。徳川幕府が設けた特別警察・火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)として活躍する長谷川平蔵の活躍を描いた本作が、4月4日(金)昼2時59分より毎週金曜にBS松竹東急(全番組無料放送・260ch)にて放送を開始する。本記事では、「鬼平犯科帳」の魅力や第6シリーズの見どころについて紹介していく。

■“鬼の平蔵”と呼ばれた男の活躍を描く「鬼平犯科帳」

江戸時代後期に、盗賊たちから“鬼の平蔵”と恐れられていた凶悪犯罪を取り締まる部隊・火付盗賊改方。その長官として活躍した長谷川平蔵の生きざまを描いた、池波正太郎氏による同名小説が原作となっている。

『剣客商売一 剣客商売』(新潮社刊)、『仕掛人・藤枝梅安』(講談社刊)と並び、池波氏の3大ヒットシリーズの一つである本作。1968年から22年間で135編もの作品を発表し、累計発行部数は3000万部を超えるほどの人気作となった。

ドラマでは松本幸四郎や丹波哲郎さん、萬屋錦之介さんらを主演に迎え、第1シリーズ~第9シリーズ、そしてスペシャル番組なども多数放送されてきた。そんな本シリーズでは、華やかでスピーディな殺陣のシーンはもちろん、吾妻橋、如意輪寺、三囲神社などの江戸時代ゆかりのスポットがロケ地として使われていることで“江戸の情緒”も楽しむことができる。

■最終話で明かされる密偵の過去…「鬼平犯科帳 第6シリーズ」の見どころ

1995年に放送された第6シリーズでも、平蔵が江戸市中内外の凶悪犯罪を容赦なく取り締まる“鬼の平蔵”ぶりは健在である。そんな一本筋の通った平蔵を演じたのは、初代松本白鸚の次男である中村吉右衛門さん。歌舞伎界を代表する立役の一人で、新歌舞伎や舞踊、時代物など幅広い芸域で数多くの“当たり役”を持っており、平成23年に重要無形文化財(人間国宝)に指定された存在だ。

中村吉右衛門さんは平蔵を演じるにあたり、過去のインタビューにて「原作に描かれているような人物のまま演じられたらいいなと、常々思いながら演(や)らせていただいておりました」と語っていた。その言葉通り、劇中の中村吉右衛門さんは“鬼の平蔵”を連想させるような鋭い目線と迫力のある演技で抜群の存在感を示している。

名エピソードが続く第6シリーズだが、最終話「五月闇」では、長年、平蔵に仕えてきた密偵・伊三次に焦点が当てられる。伊三次と凶賊“強矢の伊佐蔵”との因縁が明かされると同時に、伊三次が過去に苦悶する姿が丁寧に描かれる。各話を味わいつつ、中でも傑作と名高い最終話に至るまで、本シリーズを毎週じっくりと楽しみたい。
「鬼平犯科帳」より


■「鬼平犯科帳 第6シリーズ」第1話あらすじ

平蔵(中村吉右衛門さん)は、亀戸天神への見回りの帰りに料理屋・玉屋に立ち寄る。玉屋には、かつて盗賊に手籠めにされたことをきっかけに離縁していたおきさ(藤吉久美子)がいた。健気に前を向いている彼女の様子を見て安心した平蔵は店を後にする。

その帰り、平蔵は玉屋にいた商人風の客人が辻斬りに襲われているのを発見。平蔵は客人を咄嗟に助けるが、彼は平蔵の名前を聞くと逃げるように去っていった。不審に思った平蔵は玉屋に戻り客人について尋ねると、針ヶ谷の宗助(ベンガル)という腕利きの嘗め役である張替屋の男と会っていたことが判明。その後客人の正体が凶賊・沼目の太四郎(中尾彬さん)だと突き止めた平蔵。

しかし平蔵が宗助とともに太四郎の行方を追うと、宗助の妻・おさわ(余貴美子)が太四郎と情事を重ねていたことが発覚する。さらに、おさわは宗助を殺そうと企んでおり――。


【関連記事】
【写真】手まりを片手に笑みを浮かべる中村吉右衛門さん“平蔵”
山田洋次監督作品を一挙無料放送雄大な自然とともに描かれる“人間ドラマ”5作品の見どころを紹介
吉永小百合&大泉洋が親子役で初共演、いつまでも変わらない“親子”の姿を描いた「こんにちは、母さん」無料テレビ初放送
キム・セジョン主演の韓国ドラマ「今日のウェブトゥーン」BS初放送原作者・松田奈緒子よりコメント&イラスト到着
清楚系彼女に“負けっぱなし”のイケメンYouTuber彼氏に「おもろかわいいが大渋滞」の声【漫画】
WEBザテレビジョン

エンタメ 新着ニュース

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ