4月1日(火) 19:40
ここ数年、世界情勢や円安の影響でガソリン価格は高騰しています。全国のレギュラーガソリンの平均値は2020年には136円程度でしたが、2024年は175円程度、2025年に至っては180円を超えています(2025年3月時点)。
車を使う頻度が高い人ほど、ガソリン価格の変動に大きく影響を受けるでしょう。
仮に毎日片道30キロメートルの車通勤をしている場合、ガソリン代はどれくらいになるのでしょうか?
車の燃費をリッター15キロメートル、ガソリン価格を1リットル180円とすると、1回(片道)のガソリン代は次のとおりです。
・30キロメートル÷15キロメートル/リットル×180円=360円
そのため、1日(往復)では720円、1ヶ月(20日)では1万4400円になります。
一方、電車で片道30キロメートルを移動する場合、運賃は路線や地域によって異なります。今回は東京駅から大体30キロメートルくらいの位置にある、小田急線の町田駅までの電車賃を見ていきましょう。
東京駅から町田駅までは、路線にもよりますが、おおよそ片道で600円程度かかります。片道で600円ですので、1日(往復)では1200円、1ヶ月では2万4000円になります。
こうして見ると、ガソリン代と電車賃だけを比較すると電車のほうが高くなるケースが多いかもしれません。しかし、車通勤にはガソリン代以外にもさまざまな費用がかかることを考慮する必要があります。
車通勤をすると、ガソリン代以外にもさまざまな維持費がかかります。例えば、駐車場代は、都市部では月額1万円以上かかることも決して珍しくありません。ほかにも、自動車保険も月に数千円、車検代も2年に1回10万円前後、自動車税も1年に1回、数万円単位でかかります(普通車の場合)。
また、車を購入する際にも、数十万円~数百万円が必要です。仮に車を通勤メインで所有している場合、車通勤から電車通勤に変更し、車を手放すことで家計の助けになることも十分考えられるでしょう。
車はなにかとお金はかかりますが、車通勤ならではのメリットも少なくありません。
車通勤の大きなメリットとして、自由な移動ができることが挙げられます。電車の時刻表に縛られず、自分のペースで通勤が可能です。また、雨の日や寒い日でも快適に移動でき、重い荷物を持ち運ぶのも楽です。さらに、満員電車のストレスがなく、プライベートな空間で音楽を聴いたり考え事をしたりできます。
一方、前記したようにコストがかかるのが大きなデメリットです。都市部では渋滞が発生し、電車より通勤時間が長くなることもあります。また、運転には集中力が必要で、疲労がたまりやすい点も考慮すべきです。さらに、天候や事故による交通トラブルのリスクもあります。
電車通勤の大きなメリットといえるのは、時間が比較的安定していることです。道路の渋滞に左右されにくく、通勤時間を予測しやすいのが利点です。また、通勤中に読書やスマホでの情報収集、仕事の準備などができるため、時間を有効活用できます。さらに、車のようにガソリン代や駐車場代がかからず、定期券を利用すれば交通費の節約も可能です。環境への負担が少ない点も魅力の1つといえるでしょう。
一方、満員電車のストレスは大きなデメリットです。特に朝のラッシュ時は混雑が激しく、身動きが取れない状況になることもあります。また、遅延や運休が発生すると、通勤時間が大幅に伸びるリスクがあります。風邪やインフルエンザなどの感染症にかかるリスクが高まるのも注意すべき点です。
車通勤と電車通勤を比較した場合、電車通勤のほうが安くなる可能性は十分考えられます。しかし、車通勤と電車通勤のどちらが良いかは、費用だけでなく、生活スタイルや優先するポイントによって変わります。費用を抑えたいなら電車通勤が有利ですが、通勤時間の自由度や快適さを重視するなら車通勤のほうが魅力的かもしれません。
最終的には、通勤費用だけでなく、日々のストレスや生活全体への影響も考慮して、どちらが自分に合っているかを判断することが大切だといえるでしょう。
経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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