相次いだ「大手銀行」の貸金庫での盗難事件…。そもそも貸金庫の使用料って年いくらなの?貸金庫サービスの詳細を解説

相次いだ「大手銀行」の貸金庫での盗難事件…。そもそも貸金庫の使用料って年いくらなの?貸金庫サービスの詳細を解説

4月1日(火) 14:40

2025年2月に大手銀行であるみずほ銀行の貸金庫で、顧客の現金が元行員によって盗まれていたことが発覚しました。 この事件をきっかけに、「貸金庫の使用料って、年間いくらかかるの?」逆にこんな興味を持った人もいるのではないでしょうか。この記事では、貸金庫のリスクと補償、利用料金相場について解説します。

みずほ銀行で発生した貸金庫盗難事件の詳細

2025年2月18日、みずほ銀行は2019年に支店の貸金庫から顧客2人の現金、総額数千万円相当が、当時この支店に勤めていた行員によって盗まれていたことを公表しました。この事件は約6年間非公表とされており、顧客の信頼を揺るがす事態となっています。
 
さらに、三菱UFJ銀行でも昨年、貸金庫からの盗難事件が明らかになっており、銀行の内部管理体制への懸念が広がっています。
 

貸金庫で盗難が発生した際の補償について

貸金庫内の盗難に対する補償は、金融機関や契約内容によって異なります。一般的に、銀行は貸金庫の設備やセキュリティーを提供しますが、保管物の内容や価値については把握していないため、盗難や損害に対する補償が限定的である場合があります。
 
みずほ銀行では2019年に貸金庫内の盗難事件が発生しましたが、被害にあった顧客への補償や関係者の処分は既に終えていると報じられました。しかし、具体的な補償内容や条件については公表されていません。
 
そのため、貸金庫を利用する際には、以下の点に注意することが重要です。


・契約内容の確認
・補償範囲、条件の把握
・定期的な確認

貸金庫を利用する際は、契約書や利用規約をしっかりと確認し、盗難や損害に対する補償範囲や条件を把握しておくことが重要です。また、貸金庫内の保管物を定期的に確認し、異常がないかチェックすることで、万が一の被害発生時にも早期対応が可能になります。
 

貸金庫の使用料とサービス内容

貸金庫の使用料は、金融機関や貸金庫のサイズ、タイプによって異なります。以下に、主要な銀行の貸金庫サービスの概要をまとめました。
 

(1)みずほ銀行

●サービス内容:重要書類や貴重品、思い出の品などの保管に利用可能。暗証番号や専用の鍵などを使用して開閉し、個室での保管品の出し入れが可能。
●使用料:店舗ごとに異なり、例えば高さ65mm×幅245mm×奥行540mmの半自動型で、年額2万1780円(税込み)。
 

(2)三菱UFJ銀行

●サービス内容:証書や貴金属、思い出の品などの保管に利用可能。銀行営業日であれば自由に出し入れが可能。
●使用料:サイズによって異なり、例えば深さ5.7cm×幅26.2cm×奥行40.0cmの貸金庫で、年間使用料は1万6170円(税込み)。
 

(3)三井住友銀行

●サービス内容:重要書類、貴重品類、思い出の品などを保管可能。全自動型貸金庫、簡易貸金庫、セーフティケースなどを提供。
●使用料:サイズによって異なり、例えば高さ6.5cm×幅28.0cm×奥行52.5cmの場合は、6ヶ月分で1万1000円(税込み)。
 
各銀行とも、貸金庫のサイズやタイプ、設置店舗によって使用料や利用条件が異なるため、詳細は各銀行の公式サイトや店舗で確認しましょう。
 

まとめ

貸金庫は、重要な書類や貴重品を安全に保管するための有効な手段です。しかし、近年の盗難事件を受けて、利用者自身も定期的な内容物の確認や、信頼性の高い金融機関の選択など、自己防衛策を講じることが求められます。
 
銀行の貸金庫を利用する場合は、各金融機関のサービス内容や料金を比較し、リスクや補償内容をしっかりと把握しておきましょう。
 

出典

株式会社みずほ銀行 貸金庫
株式会社三菱UFJ銀行 貸金庫
株式会社三井住友銀行 貸金庫
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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